Kajiura x JAM PROJECT: (OP Theme of "GARO: The One Who Inherits Steel"(Release Feb 14, 2024 (digital), March 27 (cd)

I like it. Uillean pipes is always one of Kajiura best instruments and the Kajiurago actually works here, although it could have been better if she used some new syllables
 
Yes same words again and again 😅canta firia astora 😅 as for the pipe it reminds of image theme of xenosaga
 
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Didn't expect uillean pipes for this. Sounds pretty good. Have the track lenghts been confirmed? Thanks Nightmare.
 
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https://realsound.jp/2020/01/post-476772.html

20周年記念アルバム『The Age of Dragon Knights』特別対談
2020.01.01
JAM Project×梶浦由記が語り合う、アニソンシーンの20年と“次の時代”に向かうコラボの手応え

JAM Project×梶浦由記が語り合う、アニソンシーンの20年と“次の時代”に向かうコラボの手応え

JAM Projectが、20周年記念アルバムとなる『The Age of Dragon Knights』を1月1日にリリースした。本作は、アニソン界を支えるALI PROJECT、angela、梶浦由記、GRANRODEO、寺田志保、畑亜貴、FLOW、宮崎誠、R・O・N などをはじめ、JAM Projectの音楽制作を支えてきたコンポーザーなど、互いにリスペクトし合うアーティストが書き下ろした楽曲を収録している。
今回リアルサウンドでは、そのリリースを記念してJAM Projectと同作の1曲目「to the next era」の作曲・編曲を担当した梶浦由記との対談を行った。アニソンシーンで絶大な実績とキャリアを持つJAM Projectが唯一無二の存在感を放つ理由、「to the next era」を中心とした本作の魅力について語り合った。(編集部)

メンバー同士が人間としても尊敬し合い、強い信頼感を持っている
ーーJAM Projectは2020年、記念すべき結成20周年を迎えますね。
影山ヒロノブ(以下、影山):はい。あっという間ではありましたけど、年齢的にはそんなに早いスタートではなかったから、よく20年間つぶれないで続けられたなという思いもあって(笑)。まぁでもオリンピックイヤーのタイミングで20周年を迎えられるのは、なんだかパッと華やかなイメージがあって嬉しいですよね。

梶浦由記(以下、梶浦):JAM Projectさんはもっと昔から活動されていた印象があったので、今年で20周年だということを知ってちょっと驚いたんですよね。「あれ、そんなもんだったっけ?」って。

影山:あははは。JAM Projectの結成前はそれぞれ単品でしたからね。

梶浦:あぁ、そうか。それぞれに活躍されていたわけですよね。だから勘違いをしていたのかもしれないです。とは言え、シーンには常にJAM Projectさんがドシッと存在してくれているので、その活動を見ていると私もすごく励みになるんですよね。

影山:いやいや梶浦さんこそね、アニソンの世界ではものすごいビッグネームだし、劇伴なんかでも大活躍されているわけで。ご自身のユニットであるSee-Sawでの活動も含め、僕たちにとっても大きな存在なんです。だからこそ今回、初めてお仕事でご一緒する際にはかなり緊張しました。怖い方だったらどうしよう、みたいな(笑)。
きただにひろし(以下、きただに):うん、緊張感はすごくありました。

梶浦:私の場合、作ってる曲が曲なんで(笑)、実際にお会いする前はみなさんそう思われているみたいですね。
ーーこれまで面識はなかったんですか?

影山:イベントでご一緒したときに、ご挨拶させていただいたくらいでしたよね。

梶浦:そうですね、私の友人が奥井さんのマネージャーをやっていたことがあるので、いろいろお話を伺ったりとかっていうご縁はありましたけど。

奥井雅美(以下、奥井):そうそう。だいぶ昔にチラッとお会いしたことがあったりとか。

梶浦:私は基本的に作曲家として活動しているので、JAM Projectさんのようなアーティストの方とはちょっと活動のフィールドが違っているというか。だからほとんど面識はないに等しかったですよね。陰ながら活躍を応援させていただいていた感じで。

影山:僕と遠藤くんが司会をやっていたアニメ音楽の番組(『アニぱら音楽館』)にはKalafinaがよく来てくれていて。彼女たちの楽曲を通して、梶浦さんの独特なメロディラインとか、サウンドの組み立て方、コーラスワークのすごさみたいな部分はずっと感じさせてはいただいていましたけどね。

ーーそんなJAM Projectと梶浦さんのコラボ話の前に、この20年の活動を少し振り返ってもらいたいなと思うのですが。

影山:振り返るとラッキーなことがすごく多かったと思うんですよ。昔はね、アニソンのミュージシャンはどこか縁の下の力持ち的な立ち位置だったと思うんだけど、ここ20年でアニソンがメインストリームに上がってきて、大きなイベントもたくさん開催されるようになった。日本を飛び出して世界にも広がっていきましたしね。そういう状況はあまり予想していなかったから、ほんとにラッキーだったなっていう感覚が強いんです。だってね、こんなにも海外へ行って歌う機会があるとか、こんなにも日本武道館以上のキャパの会場で歌うことがあるとか、当時からするとまったく考えられないことが現実になっているわけですから。

ーー現在のアニソンシーンの状況は、JAM Projectが自体が切り開き、作り上げてきたもののような気もしますけどね。

影山:僕らが当初考えていたのは、自分たちの思いを込めて楽曲を作り、普通のJ-POPアーティストと同じスタンスでコンサートやツアーをやるっていうことで。それによってこのシーンがもっともっと大きくなって、たくさんの人達をハッピーにできればいいなっていう。それを20年続けてきたことで、僕らの思いが荒唐無稽ではない業界になっていったような気はします。

遠藤正明(以下、遠藤):そもそもね、このプロジェクトは絶対ムリだと俺は思ってましたから。このメンバーになってからは18年くらいですけど、みんなボーカリストとしてものすごく個性が強いじゃないですか。

奥井:確かにキャラが濃いもんねー。それぞれの“俺流”を持ってる人たちばっかり。

遠藤:みんなわがままだしね(笑)。普通に考えたら、そんなメンバーが集まったら絶対上手くいくわけがない。でも、実際20年やってこれたってことは、きっと奇跡的なバランスで成り立っている5人だからなんですよね。だって他にこんなユニットってないでしょ?
影山:そうだね。なんで続けられたんだろうな。

梶浦:グループを続けるのって本当に難しいことですからね。よく20年も続けられてきたなっていうのは普通に思っちゃいますよね(笑)。その秘訣をもっと深く掘り下げて聞きたいくらいですよ。

奥井:確かに不思議! 私はちょっと後(2003年)に加入したんですけど、はたから見てもキャラの濃いメンバーだなと思っていたし、当時はテレビにも出たりしていたからどこか芸能人っぽいイメージもあったんですよ。だから馴染めないんだろうなって最初は思ってたの。私が何か意見を言ったとしても、絶対に受け入れてもらえないんだろうなって。でも実際は、私がソロでやってきたことをちゃんと受け入れてくれて、それをJAM Projectにも取り入れてくれたんですよね。私がやりやすい環境を兄さん(影山)たちがしっかり作ってくれたんです。だからね、入ってすぐ思いましたよ。「めっちゃ楽しいやん!」って(笑)。で、そのままの状態でここまで続けてこられたんですよね。

影山:イベントなんかに出ると、「よく同じ楽屋にいられますね」って言われることが多いですからね。

奥井:私たち、基本的に楽屋はひとつなんですよ。

遠藤:なぜか1人ずつ用意してくれないんだよね(笑)。

奥井:だって一緒にいたほうが楽しいから。私だけ女の子部屋を用意してもらえることもあるんですけど、着替えるときだけ使って、後はみんなと一緒の部屋でしゃべってるっていう。うるせぇなぁって思われてるんでしょうけど(笑)。

影山:みんなでワイワイしてるのがいいんですよ。海外に行ったりすると、一緒にイベントに出るT.M.Revolution(西川貴教)なんかも、ほとんど俺たちの楽屋にいますから(笑)。

ーーその仲の良さから生まれる楽しい空気感が20年続けられた秘訣なのかも。

梶浦:きっとそうなんでしょうね。今回レコーディングでご一緒するときに、きっとみなさんあまり会話をされないんだろうなって思ってたんですよ。長い時間を一緒に過ごしてるグループだと、わりとそういうことって多いじゃないですか。それは別に悪い意味ではなく。でも実際のJAM Projectさんは、関東人にはとても入っていけないようなテンポで会話されているんですよ。ギャグの応酬もめちゃくちゃすごい。「普段からこんなにテンション高いんだ!」と思って、ビックリしたんですよね(笑)。

奥井:それみんなに言われる(笑)。

福山芳樹(以下、福山):僕らからすると、逆にしゃべらないんじゃないかって思われてることのほうが意外なんですけどね。(アーティスト写真を見ながら)まぁでも、こんな格好をしてるからそう見られるのかもしれないなぁ。

影山:そうだと思うよ。この腕見たら怖そうやん。

きただに:それ腕やったんや。前足かと思った(笑)。

遠藤:俺のことか!(笑)

梶浦:あははは。さっき私が怖かったらどうしようって思ってたとおっしゃってましたけど、私の方こそ緊張してましたからね。口きいてもらえなかったらどうしよう、みたいな。

福山:そうですよね。僕も加入するときには、おっかなそうな人たちだなって思ってましたから。きっと続かないだろうなと、おっかなびっくり入団したんで。

遠藤:目つきの悪いヤツもいるしな(笑)。

きただに:俺か。殺し屋の目やからな(笑)。

福山:でもみんな楽しい人たちだったからすぐ安心したんですけど。そういう意味では、この5人が出会えたことが一番のラッキーだったのかもしれないです。

きただに:そうだね。メンバー同士がアーティストとしても、人間としても尊敬し合い、強い信頼感を持っているのもデカいですよね。俺の場合は特に一番年齢が下っていうこともあるので、アーティストとしてはJAM Projectの4人に育ててもらった感がすごくあるんですよ。サッカーなんかにしてもそうですけど、スーパースターばかりいるチームに放り込まれることで自分の士気もスキルも上がるっていう。

福山:そうやってお互い影響し合って20年続けてきた結果、今回あの“梶浦語”をついに歌うことができたっていうのも感慨深いですよね(笑)。

影山:そうだね。あの“梶浦語”の秘密がついにわかるぞっていう。

梶浦:あはははは。

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今度はぜひ日本語の曲を
ーーでは、リリースされた20周年記念アルバム『The Age of Dragon Knights』のお話を伺いましょう。本作では様々なアーティストが楽曲制作に携わられていますね。

影山:どんなことをすればファンのみなさんが喜んでくれるかなって考えたときに、僕らと関わりのある人たちとコラボするのがおもしろいんじゃないかということになり。で、事務所が同じ人であったり、海外でめっちゃ一緒になる人だったり、近しい関係の人たちに声をかけさせてもらいました。そういうことは20年の中でも初めての試みでもあったので、このアルバム最大の特色にはなっていると思います。

ーー1曲目のインストに梶浦さんを抜擢したのは?

影山:僕らの場合、ライブのオープニングでも使えるオーバーチュア的な曲をアルバムの頭に入れるのが慣習になっているところがあって。で、今回は20周年だし、いろんな方に参加してもらうアルバムにしようと思ってたから、それを梶浦さんにやっていただけたら最高だよなって当初から思っていたんですよね。ただ、その話を僕らのスタッフにしたら「お忙しいから絶対にムリですよ」と言われ、僕らとしても「そうだよね」ってあきらめかけていたんです。そうしたらね、制作の後半、ギリギリのタイミングでやっていただけるということになったんですよ。

梶浦:時間的にインストならなんとかなりそうだということでお引き受けさせていただいたんです。でも、せっかくJAM Projectさんとやらせていただくことができるなら声を使いたいじゃないですか。だから「コーラスも録らせてくれよー。お願いだよー」ってこちらから逆に言わせていただいて(笑)。で、それが大丈夫ということになったので、私は嬉々として譜面を書かせていただいたわけです。

影山:俺たちとしては願ったり叶ったりでしたよね。コーラスも入れてくれたら最高だけど、そんなめんどくさいこと頼むわけにはいかないよなぁって思っていたわけだから(笑)。一番いい形に落とし込めたから嬉しかったですよね。

ーー梶浦さんはどんなイメージで楽曲を作っていったんでしょう?

梶浦:インストの後に収録される曲(「The Age of Dragon Knights」)がすでに決まっていたんですよ。なのでそれを聴かせていただきながら、ちゃんと繋がりをもって、流れを感じていただけるようにっていうことを意識して作っていきました。2曲目はめちゃくちゃかっこいいコーラスから始まるので、私の曲ではちょっと遠くの方でみなさんが歌っていらっしゃるような感じにしましたね。そうすることで次の曲でJAM Projectさんがバーンと登場する雰囲気がより強まるんじゃないかと。そんな流れを1人でニヤニヤ考えながら作りました(笑)。

遠藤:デモテープをいただいたときはものすごく感動しましたよ。仮歌を梶浦さんが歌ってらっしゃるんですけど、「いやもうこれでいいじゃん」っていう仕上がりで。それくらい完成度が高かったから、それをうちらが汚してしまっていいのかっていう(笑)。

梶浦:いやいや(笑)。曲を作る段階からJAM Projectさんの歌声から放たれる圧をどう生かすかっていうことだけを考えていたので、私のヨレヨレのショボーンとした声でそれが伝わるかどうかが心配だったんですけど。

福山:僕らからしたら、梶浦さんが歌ってらっしゃるほうが“ぽくて”いいなぁって思っちゃったんですよね。「この感じ、知ってるぞ」っていう。俺たちが歌ったらうちらっぽくなっちゃってダメじゃんっていう(笑)。

影山:あははは、レコーディングには梶浦さんも来てくださったんですけど、ものすごく楽しかったよね。

奥井:うん。梶浦さんが感じてくださっている私たちの歌の圧を上手く引き出してくださるようなディレクションをしてくださって。

福山:直接、指示をいただいたことで、「あ、これは自分たちなりの圧を出していい曲なんだな」「思い切り歌ってもいいんだな」ってことが理解できました。

梶浦:これまでもJAM Projectさんの曲は聴かせていただいていましたけど、正直ここまでみなさんの声の個性が全然違うとは思っていなかったんですよ。今回、お一人ずつ歌を録らせていただいたことで、それに気づけたのがおもしろかったです。普通、コーラスがキモになるグループの場合、似た声を持っている人を集めるものなんですよ。

影山:あー、なるほどね。そうかもしれない。

梶浦:でも、そうじゃないグループをやりたかったから私はKalafinaを作ったんです。似た声を重ねてゆくコーラスワークはそれはそれで素晴らしいものですが、まったく違う声質を重ねると1+1がちゃんと2になるし、場合によっては2.5 とか3にもなるわけですよ。JAM Projectさんの場合はまさにそういうタイプなので、レコーディングをしていても「キタキター!」っていう瞬間がほんとに多かったんですよね。

遠藤:梶浦さんのようにそこを理解して操ってくれる人がいればいいんですけど、“混ぜるな危険”になる場合もありますからね(笑)。曲によって成功するときもあれば、そうじゃないときもあるっていう。その難しさは今もあるかなぁ。

奥井:案外みんな感覚的にやってるところがあるからね。

影山:いろんな曲でトライ&エラーをしながら実感として身に着けていったというかね。

遠藤:うん。だから今回、梶浦さんのように理論的にディレクションしてもらえたのはすごくおもしろかったですね。

ーー先ほどお話に出た“梶浦語”の歌唱はいかがでしたか?

影山:俺たちも『牙狼<GARO>』の曲とかで魔界言葉なんかを入れることがあるんだけど、ローマ字で書いたものをひっくり返して読むみたいな感じでしかないんですよ(笑)。でも、梶浦さんの場合は、イタリア語をイメージしていたりとか、ちゃんと意味があるってことを今回知ってビックリしたんですよね。

梶浦:いや、意味はまったくないんですよ(笑)。ないんですけど、初めて私の造語を歌っていただく方の場合、どこにどう力を込めて歌ったらいいかがまったくわからないと思うので、「この言葉はこういう意味だと思って歌ってみていただけませんか?」みたいな説明をさせてもらうんですよね。JAM Projectさんの場合もそういう説明はさせていただきました。

遠藤:なるほど、そういうことだったんですか。ほんとにイメージしやすくて、すごく歌いやすかったもんね。なんだか梶浦さんの掌の上で転がされたような感じだね、俺ら(笑)。

奥井:うん。そこはやっぱり名プロデューサーだなって実感しました。スタジオの雰囲気もすごくいいから、のびのびと歌うことができたもんね。

梶浦:良かった(笑)。歌が上手い方のディレクションはほぼ何も言うことがないので。当日は「フー! かっこいい! キャー!」みたいなことしか言ってなかったですけどね。

福山:確かに「かっこいい」は連発されてましたけど(笑)。でも、現場でさらに欲が出てくるのか、譜面にはなかったものをその場で足されたりもしていましたし。梶浦さんの世界に浸って歌えたことで、今までのJAM Projectにはないコーラスになったと思います。

遠藤:今までのうちらにはなかった気品が出たよね(笑)。

きただに:あはははは。間違いなく新しいJAM Projectを感じてもらえるようなアルバムのオープニングになってると思いますよ。

ーーまさに梶浦さんが手がけた「to the next era」というタイトル通りな。

梶浦:“次の時代へ”ということですよね、うん。今の日本を見渡してみると、JAM Projectさんの代わりになるようなアーティストって皆無だと思うんですよ。だからこそ、この先もどんどん新たな時代を作っていただかないとみんなが困るっていう(笑)、そんな思いを込めました。だってJAM Projectさんの音楽を一度味わったら、もうそれなしじゃ生きられないカラダになっちゃいますから。

きただに:中毒ですか(笑)。

ーーJAM Projectには圧倒的な唯一無二感と無敵感があるように思います。そのあたりの自負ってどうですか?

影山:JAM Projectが手がける曲っていうのはロボット絡みであったり、闘うヒーローの曲が多いわけですよ。となるとやっぱりできる限りロックなサウンドで、パワフルでハイトーンなボーカルで攻めたいっていう気持ちはあって。で、そういうハードなアニソンを作らせたら右に出る者はいないぜって言われるようにはなりたいよねって気持ちはずっとあるかなぁ。そこはめっちゃ深く考えているというよりは、自分たちにとって自然なことではあるんですけど。

ーーその思いはこの20年で間違いなく現実のものになっていますよね。ただ、今回のアルバムではそういったJAM Projectの根幹に、コラボしたアーティストのカラーが加わることで新たな表情もたっぷり見えていると思うんです。そこがすごくおもしろくって。

梶浦:そうなんですよね。曲の依頼を受けたときに「“The梶浦”な曲でお願いします」って言われたんですよ。「JAMのイメージに寄せすぎなくてもいいです」って。で、実際“The梶浦”な曲を作ってしまったわけですけど、「これ、大丈夫かな」ってちょっと心配でもあって。でもね、アルバムを聴いて安心しました。他の方々もめちゃめちゃ好き勝手にやられてるじゃんっていう(笑)。

きただに:あははは。まさにそうなんですよ。それぞれ作ってくれたアーティストの方に歌のディレクションをしていただいたので、レコーディングはどれもすごく新鮮な気持ちで向き合えましたしね。

影山:FLOWなんかはものすごくハッピーな雰囲気の中、レコーディングできたし。

福山:うん。あんなにハモってないのは、FLOWが作ってくれた「ジャイアントスイング」が初めてかもしれない。全部ユニゾンだからね。潔さがある。

奥井:GRANRODEOさんの「ROCK五銃士」は、メロディに対しての歌詞の乗せ方が今までのJAM Projectにはなかった雰囲気だしね。兄さんたちが歌っているのを聴いていてすごく新鮮だった。

福山:FLOWとGRANRODEOの曲は早口すぎて最初歌えなかったんですよ(笑)。

影山:大変だったよね。それは俺たちが年取ってる証拠かもな(笑)。

福山:angelaの「HERE WE GO!」も普段の僕らにはないコーラスの雰囲気があるよね。僕らからしても、いつものJAM Projectの肌触りとは違う曲になったなって感じます。

奥井:とは言え、全部の曲にちゃんと“JAMみ”は入ってるから。

影山:“味”がね(笑)。

梶原:みなさんが歌ったらなんでも“JAMみ”になっちゃうんでしょうけどね(笑)。

影山:おもしろかったのは、angelaは最初、変にJAM Projectに寄せた曲を作ろうとしてたんですよ。だから「そうじゃなくていいよ。angelaらしくやってくれていいから」って伝えたんだけど、結果的には〈オイ! オイ!〉っていうパートが入っちゃってたっていうね(笑)。

きただに:“オイオイおじさん”が出てきちゃった(笑)。

遠藤:JAM Projectにはそういうイメージがあるのかね、やっぱり。実際はそんなに言ってないんだけどなぁ(笑)。

ーーライブで客席をパワフルに煽ってる印象はやっぱり強いですよね。

福山:ダイジェストになるとだいたいそういうところが抜かれがちですからね。ドカーンと爆発してたり。

きただに:炎がワーッと上がってたり。

梶浦:私も正直、〈オイ! オイ!〉みたいな掛け声が入ってたり、ぐわーっと叫んでる曲がそうとう多いんだろうなって思ってたんですよ。でも今回、過去の作品を聴かせていただいたところ、「アレ、そんなにないんだな」って思いました(笑)。

奥井:イベントなんかだとそういう曲をまとめて持っていったりしますからね。そう思われてるのはしょうがないかも。それも“JAMみ”か(笑)。

きただに:そういう客観的な俺らの見られ方も含め、今回のアルバム制作はほんとに楽しかったですね。いい作品ができたと思います。

ーー4月からは本作を引っ提げた20周年記念ツアーも決定していますね。

影山:ツアーはだいぶ久しぶりな感じですけど、僕らはソロ時代から何よりコンサートが一番好きな人たちなのでね、やっぱり楽しみですよ。だんだん年齢を重ねていってるので、どのくらいキツイのかは想像がつかないですけど(笑)。

奥井:旅自体は楽しいんだけどねぇ。大変な部分もあるかもしれない。

遠藤:今回は自分らが作ってきた曲に加えて、いろんなアーティストの方々に提供していただいたアルバム曲も歌うことになるので、果たしてそれを生で歌えるのかっていう心配も……(笑)。

奥井:歌詞を覚えられるのかな、とかね(笑)。

遠藤:うん。そんなプレッシャーもありつつ、でも楽しみながら全箇所周っていこうと思ってます。

梶浦:実は私、JAM Projectさんのライブは映像でしか観たことがないんですよ。なので次はぜひ会場で拝見したいですね。ものすごいスキルのボーカル5人がステージ上を駆け回るかっこいい姿を。私も最後まで体力がもつのかが心配ですけど、関係者席ではなく一般のお客さんたちの中で「MOTTO! MOTTO!!」がやりたいです(笑)。

遠藤:あはは。なんならステージに上がってもらってもいいですけどね(笑)。

奥井:ほんまや、ほんまや!

きただに:そんなサプライズにも期待したいですけど(笑)。

梶浦:いやいやいや(笑)。JAM Projectさんのライブからは、お客さんに喜んで欲しいっていうみなさんの気持ちがビンビンに伝わってくるんですよ。だからこそ観る人たちは思い切り熱くなれる。いちファンとして、私もそれを味わいたいなと思います。

きただに:みなさんに楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います!

梶浦:あと最後にいいですか? 今回せっかくご縁があったのでね、今度はぜひ日本語の曲を書かせてください!

遠藤:おー! みんな聞いた? 今のはちゃんと書いといてくださいね。

奥井:太字でね!

影山:「曲書いてくれるって言ったじゃないですか、ほら」って証拠になるからね(笑)。

(取材・文=もりひでゆき/写真=林直幸)

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■リリース情報
『The Age of Dragon Knights』
発売:2020年1月1日(水・祝)
価格:¥3,000(税抜)
【収録曲】
01 「to the next era」
作曲・編曲:梶浦由記
02「The Age of Dragon Knights」
作詞:影山ヒロノブ/奥井雅美 作曲:影山ヒロノブ 編曲:寺田志保
03「ROCK五銃士」
作詞:谷山紀章 作曲・編曲:飯塚昌明
04「HERE WE GO !」
作詞:atsuko 作曲:atsuko/KATSU  編曲:KATSU
05「GENESIS」
作詞:奥井雅美 作曲:きただにひろし 編曲:山本直哉
06「龍驤-Ryujou」
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
07「Shout」
作詞:奥井雅美 作曲:福山芳樹 編曲:寺田志保
08「Freaking out ! 〜復活のオイパンク〜」
(PlayStation®︎4 / Xbox One『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』OP主題歌)
作詞・作曲:影山ヒロノブ 編曲:宮崎誠
09「Homeward bound」
作詞:影山ヒロノブ/Serena Lee 作曲:ヒカルド・クルーズ 編曲:河野陽吾
10「ジャイアントスイング」
作詞:KOHSHI (FLOW) 作曲・編曲:TAKE (FLOW)
11「KINGDOM of “J”」
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:寺田志保
12「羽衣伝説 〜龍と天女の愛物語〜」
作詞:奥井雅美 作曲・編曲:R・O・N
13「Returner 〜復活のレジェンド〜」
(『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』メインテーマソング)
作詞・作曲:影山ヒロノブ 編曲:宮崎 誠
14「Are U Ready?-闘わknight!-」
作詞・作曲:遠藤正明 編曲:鈴木マサキ
15「flags」
作詞・作曲・編曲:宮崎誠

『JAM Project 20th Anniversary Complete BOX』
発売:2020年1月1日
価格:¥45,000(税抜)
レーベル特設ページ

■ライブ情報
『JAM Project LIVE 2020 20th Anniversary Tour The Age of Dragon Knights』
4月11日(土)開場17:00 開演18:00
埼玉・和光市民文化センター サンアゼリア

4月19日(日)開場17:00 開演18:00
群馬・伊勢崎市文化会館

4月25日(土)開場17:00 開演18:00
兵庫・神戸国際会館こくさいホール

4月26日(日)開場17:00 開演18:00
愛知・愛知県芸術劇場 大ホール

5月9日(土)開場17:00 開演18:00
長野・長野市芸術館

5月10日(日)開場17:00 開演18:00
石川・金沢市文化ホール

5月16日(土)開場17:00 開演18:00
宮城・トークネットホール仙台(仙台市民会館)

5月17日(日)開場17:00 開演18:00
福島・郡山市民文化センター 中ホール

7月5日(日)開場17:00 開演18:00
福岡・福岡国際会議場

詳細はオフィシャルサイトにて
 
Last edited by a moderator:
Thanks but other than that its a goofy interview they re just saying jokes and nothing much interesting. Kajiura said that she knew them because her friend (?) worked as a manager at JAM project and some of the dudes there knew Kalafina and came to like the melodies because the group was gesting at their show.
 
No, scroll down, there is a link, you have to verify the captcha and then wait 120 seconds... but it's so long to download for free members :/
 
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