Animelo Summer Live 2019 - Aug 30,31 & Sep 01

Kugayama

Moderator
As usual, announcements were made at Anime Japan about the forthcoming Animelo Summer Live 2019.

Different from previous years, the concerts go through to 1st September.

https://anisama.tv/2019/themesong/

記念すべき15回目の開催を彩る「アニサマ2019」テーマソングは、fhánaの『佐藤純一』が作曲・編曲を担当。
毎年、素晴らしい時間と空間を作ってきたアニサマの過去と未来の”STORY”を繋ぐ名曲がここに完成しました!
そしてカップリング曲はアニサマの原点ともいえる「ONENESS」の特別版です!

「CROSSING STORIES」
作詞:林英樹 
作曲・編曲:佐藤純一(fhána)
歌:亜咲花、石原夏織、オーイシマサヨシ、ZAQ、鈴木このみ、スフィア、TRUE、towana(fhána)、幹葉(スピラ・スピカ)、三森すずこ 他
演奏:アニサマバンド & 真部 裕ストリングス

「ONENESS (15th Stories)」
作詞・作曲:奥井雅美 
編曲:毛利泰士
歌:奥井雅美、Minami、ZAQ、TRUE、三森すずこ、オーイシマサヨシ、鈴木このみ、仲村宗悟
演奏:アニサマバンド(松尾洋一、山崎淳、村上聖、今井隼、山内masshoi優、毛利泰士)


価格:¥700(税抜)
品番:MVC-0047
発売:5/17(金)より、アニメイト、ゲーマーズの各店舗・オンラインにて限定発売
配信:5/24(金)より、ANiUTa、animelo mixにて配信

Initial artist announcements:

https://anisama.tv/2019/news/detail19032305.html

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8/30(金)
i☆Ris/石原夏織/オーイシマサヨシ/鈴木このみ/スフィア/fhána/三森すずこ/
ReoNa/Roselia

8/31(土)
アイドルマスター SideM/亜咲花/鈴木みのり/茅原実里/寺島拓篤/TRUE/TrySail/
水瀬いのり/Minami

9/1(日)
藍井エイル/蒼井翔太/内田真礼/内田雄馬/ZAQ/JAM Project/スピラ・スピカ/
buzz★Vibes/Poppin' Party

Animelo Summer Live 2018 thread: https://forum.canta-per-me.net/threads/animelo-summer-live-2018-ok-24-25-26-august.8760/
 
Last edited:
A look back at 2005:

https://akiba-souken.com/article/39981/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第1回「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」風雨を吹き飛ばした原点のステージ!
2019年05月18日 12:110
企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第1回「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」風雨を吹き飛ばした原点のステージ!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを振り返る、連載企画をスタート!
アニメやアニメソングが大好きなライター陣に、各年のステージを思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
というわけで、第1回は全ての原点となった「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」を、ライターの佐伯敦史が振り返る!

「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」
・開催日:2005年7月10日
・会場:国立代々木競技場・第一体育館
・テーマソング:「ONENESS」作詞・作曲:奥井雅美 編曲:鈴木Daichi秀行

私ごとで大変恐縮だが、「アニサマ」が産声を上げた2005年はエンタメ業界に身を置く前。某印刷会社の営業マンとして忙しい日々(個人的な話題で申し訳ないです)を送っていた。

学生時代からアニメ・ゲームオタクとして充実した毎日を過ごしてきた私。2005年に放送されていたアニメを振り返ってみると……。「かみちゅ!」、「ノエイン もうひとりの君へ」、「地獄少女」そして「創聖のアクエリオン」……。懐かしい! そうそう、「アクエリオン」OPテーマの「創聖のアクエリオン」は営業車の中でヘビーローテーションしていたなぁ。先輩と一緒に行動することも多かったけど、ひとりで外回りに行く時の車内はまさに「アニソンオンステージと化したプライベート空間」。当時の曲を聴くと、いまだに得意先に向かう車内の光景を思い出す。

……このまま昔話に花を咲かせてもいいが、文字数がいくらあっても足りなくなりそうなので、このくらいにしておく。

今となっては「アニサマ」以外にもアニソンシンガーや声優が一堂に会したライブイベントが多く開催されているが、当時はまだまだそういったイベントは珍しく、1997年に赤坂BLITZ(現:マイナビBLITZ赤坂)で開催された、ロボットアニメの主題歌を歌うアーティストが集結した「ROBONATION SUPER LIVE'97 SUMMER」(翌年からは「スーパーロボット魂」に名称を変更)をはじめ、数えるほどしかなかったように思う。
それだけにレーベルの壁やジャンルの壁を飛び越え、実現した「アニサマ」というライブイベントは、当時、多くの人々に衝撃を与えたに違いない。

また、もしかすると読者の中にはお気づきの方がいるかもしれないが、今回レビューした「アニサマ2005」は、現在に至るまで映像化(パッケージ化)されていない。このたび貴重な記録映像をお借りし、自分も初めて最初の「アニサマ」を観覧し、レビューを執筆させていただいた次第である。
本文でも触れることになるが、映像からは第1回らしく、登壇者も客席もステージの盛り上げ方、盛り上がり方に手探りなところが見受けられ、映像からもそのリアルな雰囲気を感じ取ることができた。改めて、当時現地でその空気を共有することができたファンに対し、羨望の念が沸きあがってきたことを記しておこう。
なお、私が「アニサマ」に参加するようになったのは、会場をさいたまスーパーアリーナに移した後の「アニサマ2009」頃から。初回の「アニサマ2005」が行なわれた代々木第一体育館は別のライブやイベントで何度も足を運んだことはあるが、やはり「アニサマ」には「アニサマ」にしかない独特の雰囲気がある。映像を通しても、そのように感じられた。

そんな「アニサマ」の歴史は、のっけから奥井雅美さんと水樹奈々さんという、令和元年のステージで実現しても当時と同じ、いやそれ以上の歓声があがるであろうコラボから華々しく幕を開けた。今でこそ世界最大規模と言われる「アニサマ」とはいえ、やはり「第1回」のステージ。奥井さんのどこか手探り感のある(?)MCが初々しかった。
その後は奥井さんのソロステージが展開! 今でも多くのアーティストにより歌い継がれる「輪舞-revolution-」(アニメ「少女革命ウテナ」OP)、そしてテレビアニメ「これが私のご主人様」OPテーマ「TRUST」と続く。「これが私のご主人様」……名作だったなぁ……。浅野真澄さんが演じるヒロイン・いずみのツンデレぶりは今でも至高だと思ってます。まあ、自分は植田佳奈さん演じる安奈派でしたけどね! あ、調べたら、作品の舞台は私の地元・山口県の宇部市じゃないか! ……また話がそれてしまった……失礼。

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水樹奈々、奥井雅美

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奥井雅美

そのほか、女性アーティストの勢いを感じさせるのも、「アニサマ2005」の特徴。「ああっ女神さまっ」の第1期OPテーマ「OPEN YOUR MIND~小さな羽根ひろげて~」を歌った石田燿子さんをはじめ、デビューシングル「機動戦士ガンダム第08MS小隊」OPテーマ「嵐の中で輝いて」で会場にコール&レスポンスの嵐が吹き荒れた米倉千尋さん。自身が作詞・作曲をしたテレビアニメ「フルメタルパニック!」OPテーマ「tomorrow」を歌った下川みくにさん。

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石田燿子

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米倉千尋

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下川みくに

また、「アニメロミックスオーディション」を勝ち抜き、奥井さんのプロデュースを受けることとなったばかりの期待の新人(当時)の近江知永さん。当時、すでにアニメソングから「君が望む永遠」「マヴラブ」といったPCゲームソングまで、ボーダーレスな活躍を見せていた栗林みな実(現・Minami)さんといった多彩な顔ぶれが、ステージを彩る。

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栗林みな実(現・Minami)

また、同年放送のアニメ「JINKI:EXTEND(ジンキ・エクステンド)」のOPテーマ「FLY AWAY」をひっさげて登場したunicorn table、アニメ「シスター・プリンセス RePure」OPテーマにして「シスプリ」の世界観をセンセーショナルに表現した「まぼろし」を歌ったバンド「can/goo」など、女性ボーカルのグループも登場。なお、can/gooは、当日、米倉千尋さんとの対バンライブのチケットを「限定100枚」持参してきていたそうだ。当時のアニサマは、アットホームな雰囲気も感じられるライブイベントだったことを感じさせる、ほほえましい1エピソードである。またまた個人的な話で申し訳ないが、放送当時、必死に裏声を使ってカラオケで「まぼろし」を歌っていたことを思い出した。

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unicorn table

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can/goo

興味深いのが、愛内里菜さんというJ-POP畑で活躍するシンガーも、最初のアニサマから参加していたことだ。彼女が歌ったアニメ「名探偵コナン」のOPテーマ「恋はスリル、ショック、サスペンス」は、放送当時、コナンが無表情でパラパラを舞う姿が大いに話題を呼んだものだ。そういったアニメファン以外にも影響力を及ぼすヒット曲をセットリストに加えることで、アニメソングの裾野が広がるということを、「アニサマ」は起ち上げの時期から意識していたことがうかがえる。

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愛内里菜

いっぽう、男性アーティストは少数精鋭。
アニソン界のプリンスこと、影山ヒロノブさんが歌ったのは、「CHA-LA HEAD CHA-LA」。この曲は、言わずと知れたテレビアニメ「ドラゴンボールZ」のOPテーマだ。手拍子をうながし、アドリブを炸裂させながら会場を「影山ワールド」へと染め上げていく。最年長の出演者とは思えないほどのエネルギーの塊と化した影山さんが、ステージを駆け抜けた。かと思うと、アニソンシンガーとして活動し始めた頃に発表した原点の1曲「宇宙船サジタリウス」EDテーマ「夢光年」を、ギター1本で弾き語り。幅広いレパートリーで会場を盛り上げてくれた。MCで「(客席との距離が)遠い!」と言っていた影山さん。現在のアニサマの会場であるさいたまスーパーアリーナのステージではどう感じているのだろう? 1周回って、むしろ近く感じていたりするのだろうか?

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影山ヒロノブ

そんな影山さんが呼び込んだのは、最年少の出演者である鈴木達央さん。現在はロックユニット「OLDCODEX」のボーカル「Ta_2」として、アニメソングの枠にとらわれない活躍を繰り広げる鈴木さんは、個人名義で歌唱したテレビアニメ「好きなものは好きだからしょうがない!!」OPテーマ「Just a Survivor」を披露。体全体を使って客席をあおる姿は、偉大な先輩アーティストたちに引けを取ることはなく、すでにロックシンガー、Ta_2の片鱗がこの頃から見え隠れしていた。

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鈴木達央

サックスの音に導かれ登場したのは、高橋直純さん。イノリ役としても出演していたアニメ「遙かなる時空の中で-八葉抄」OPテーマ「遙か、君のもとへ…」、そして、速水奨さんがパーソナリティを務めるドラマCD「Dr.HAYAMI presents S.S.D.S」に収録された「glorydays」を歌唱。前日までアルバム制作作業でスタジオにこもっていたという高橋さんは、黄色い歓声が沸き起こる客席に向けて、いつまでも手を振り続けていたのが印象的だった。

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高橋直純

そして、今も昔も変わらず「アニサマ」の見どころのひとつが、アーティスト同士のコラボレーションだろう。
奥井さんと石田さんによるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OPテーマ「残酷な天使のテーゼ」。きただにひろしさん、遠藤正明さん、高橋直純さんのトリオによる、きただにさんのデビューシングルにしてアンセム「ウィーアー!」(アニメ「ONE PIECE」OP)。栗林さんと下川さんによる「KUJIKENAIKARA!」(アニメ「スレイヤーズ」ED)といった、当時からして、ちょっぴり懐かしめの楽曲がコラボ曲としてチョイスされていた。思い出のアニメソングをみんなで一緒に合唱するような、そんなアットホームさがこれらのステージにはあったように思える。

そして、初期アニサマのイメージと言えば、なんと言ってもJAM Projectと水樹奈々さんだろう。両者は、「アニサマ2005」の後半。ここぞというタイミングで登場し、クライマックスをど派手に盛り上げてくれた。
まずゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OPテーマ「SKILL」のイントロから登場したのはJAM Project。ワンマンライブのラストナンバーとしても歌われることの多い同曲だが、それをしょっぱなに投下。そこから「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第1期EDテーマ「限界バトル」、そしてOVA「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIPN」OPを飾るメロディアスな1曲「迷宮のプリズナー」を歌唱。ラストは石田さんと米倉さんも呼び込み、ゲーム「スーパーロボット大戦MX」主題歌「VICTORY」を豪華な布陣で熱唱する。ステージ上でのアーティスト同士のからみもたっぷりで、あちらこちらへと目移りしてしまう名場面のオンパレードとなった。

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JAM Project、石田燿子、米倉千尋

「アニサマ」初回のトリを包めたのは、水樹奈々さんだ。銀と赤を基調とした衣装に身を包み、ヘッドセットマイクをつけて「Still in the groove」を歌唱すると、今度は一転してミドルテンポのアニメ「魔法少女リリカルなのは」挿入歌「Take a shot」と続けた。そしてテレビアニメ「バジリスク~甲賀忍法帖」EDテーマ「WILD EYES」では、イントロが始まると同時にバンドメンバーやダンサーとともにステージを駆け抜け、間髪入れずに歌唱。底抜けのタフさを見せ付けた。そのいっぽうで、いまや押しも押されぬ声優アーティストとして第一線で活躍中の彼女だが、奥井さんから「奈々ちゃんはアドリブがきかないので……」と紹介されてしまう、初々しい一幕も。

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水樹奈々
 
当時、奥井さんと水樹さんはキングレコードや、矢吹俊郎プロデューサーという共通項があった。水樹さんはデビュー当初から「奥井さんのパフォーマンスに憧れていた」と語っており、奥井さんのワンマンライブにサプライズ登場したこともあるほどの仲であることは、オールドファンにはよく知られている。そんなわけで、デビュー当時から水樹さんを追いかけている筆者も、このやりとりには思わずにやけてしまった。
そして、最後はこの日に出演した女性アーティストたちとともに「POWER GATE」を熱唱。華やかで、それでいて力強い。そんなオンリーワンの空間を創り上げた。

なお当日は、前日から当日にかけてあいにくの雨模様だったそうだが、会場の熱気で雨雲は一気に吹き飛んだようだ。天も祝福してくれる中、素晴らしい舞台を用意してくれたすべての人に感謝の気持ちを込めて、アンコールではバンドメンバー、ダンサーらを含めた全員でテーマソング「ONENESS」を披露。

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MCで、影山さんは「今年だけでなく来年もやれたらいい」と語っていたが、その後「アニサマ」が「夏の風物詩」として定着するようになるとは。当時の関係者はどのくらい予想していたのだろうか? 次々と代わる代わるマイクの前に立ち、手をつなぎあうアーティストたちを思いながら、感慨にふけるのだった。

(文/佐伯敦史)

【出演者】(敬称略)

奥井雅美、影山ヒロノブ、JAM Project、水樹奈々、高橋直純、栗林みな実、米倉千尋、石田燿子、can/goo、下川みくに、unicorn table、鈴木達央、近江知永、愛内里菜

【セットリスト】
1.TRANSMIGRATION / 水樹奈々、奥井雅美(ラジオ「ESアワーラジヲのおじかん」イメージソング)
2.輪舞-revolution / 奥井雅美(アニメ「少女革命ウテナ」OP)
3.A confession of TOKIO / 奥井雅美(アニメロミックス CMソング)
4.TRUST / 奥井雅美(アニメ「これが私の御主人様」OP)
5.OPEN YOUR MIND 〜小さな羽根ひろげて〜 / 石田燿子(アニメ「ああっ女神さまっ」OP)
6.情熱の女神 / 石田燿子(「アニメTV」ED)
7.残酷な天使のテーゼ / 石田燿子、奥井雅美(アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP)
8.ウィーアー!/ きただにひろし、遠藤正明、高橋直純(アニメ「ONE PIECE」OP)
9.KUJIKENAIKARA! / 栗林みな実、下川みくに(アニメ「スレイヤーズ」ED)
10.CHA-LA HEAD CHA-LA / 影山ヒロノブ(アニメ「ドラゴンボールZ」OP)
11.夢光年 / 影山ヒロノブ(アニメ「宇宙船サジタリウス」ED)
12.Just a Survivor / 鈴木達央(アニメ「好きなものは好きだからしょうがない!!」OP)
13.tomorrow / 下川みくに(アニメ「フルメタル・パニック!」OP)
14.南風 / 下川みくに(アニメ「フルメタル・パニック! The Second Raid」OP)
15.遙か、君のもとへ… / 高橋直純(アニメ「遙かなる時空の中で-八葉抄」OP)
16.glorydays / 高橋直純(ドラマCD「S.S.D.S.〜刹那の英雄〜」イメージソング)
17.君に会えてよかった(iromelo-mix) / 高橋直純(ラジオ「RADIOアニメロミックス」テーマソング)
18.FLY AWAY / unicorn table(アニメ「ジンキ・エクステンド」OP)
19.嵐の中で輝いて / 米倉千尋(アニメ「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」OP)
20.永遠の花 / 米倉千尋(ゲーム「ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝 鏡の巫女」OP)
21.アニサマスペシャルメドレー / 米倉千尋
WILL(アニメ「仙界伝 封神演義」OP)
Little Soldier(ゲーム「実況パワフルプロ野球8」OP)
僕のスピードで(アニメ「まほらば」ED)
22.ウタカタ / 近江知永(テレビ番組「Dream Factory」ED)
23.まぼろし / can/goo(アニメ「シスター・プリンセス RePure」OP)
24.教えてあげる / can/goo(アニメ「せんせいのお時間」OP)
25.Precious Memories / 栗林みな実(アニメ「君が望む永遠」OP)
26.Blue treasure / 栗林みな実(アニメ「タイドライン・ブルー」OP)
27.マブラヴ / 栗林みな実(ゲーム「マブラヴ」OP)
28.SKILL / JAM Project(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OP)
29.限界バトル / JAM Project(アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」ED)
30.迷宮のプリズナー / JAM Project(アニメ「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」OP)
31.VICTORY / JAM Project、石田燿子、米倉千尋(ゲーム「スーパーロボット大戦MX」OP)
32.I can't stop my love for you / 愛内里菜(アニメ「名探偵コナン」OP)
33.恋はスリル、ショック、サスペンス / 愛内里菜(アニメ「名探偵コナン」OP)
34.Still in the groove / 水樹奈々(「いろメロミックス」CMソング)
35.Take a shot / 水樹奈々(アニメ「魔法少女リリカルなのは」挿入歌)
36.WILD EYES / 水樹奈々(アニメ「バジリスク ~甲賀忍法帖~」ED)
37.POWER GATE / 女性出演者(テレビ番組「M-VOICE」ED)
38.ONENESS / アニサマフレンズ
-アンコール-
1.ACCESS! / 高橋直純、石田燿子、遠藤正明、奥井雅美、栗林みな実、下川みくに、鈴木達央、水樹奈々、米倉千尋(RADIOアニメロミックス テーマソング)
2.ONENESS / 出演者全員
 
https://akiba-souken.com/article/40074/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第2回「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」「ハレ晴レユカイ」が武道館に衝撃を与えた、伝説のステージ!
2019年05月25日 10:000
企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第2回「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」「ハレ晴レユカイ」が武道館に衝撃を与えた、伝説のステージ!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを振り返る、連載企画をスタート!
アニメ、アニメソング大好きライターに、当時の記憶や映像をもとに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
というわけで、第2回はミュージシャンの聖地・日本武道館に舞台を移して開催された「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」だ!
今回も、当時の模様を収録したDVD映像をもとに、ライター・佐伯敦史が当時の模様を振り返る。
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第1回「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」風雨を吹き飛ばした原点のステージ!

「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」
・開催日:2006年7月8日
・会場:日本武道館
・テーマソング:「OUTRIDE」作詞:奥井雅美/作曲:影山ヒロノブ/編曲:河野陽吾

記念すべき最初の「アニサマ」である「アニサマ2005」、その最後のMCで影山ヒロノブさんが語った「来年もまたやりたい」という言葉通りに、第2回が実現。舞台を日本武道館に移し、「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」が開催された。
日本武道館といえば、ロックバンド・BOOWYのボーカル・氷室京介さんが1986年に開催された「JUST A HERO TOUR」武道館公演において、「ライブハウス武道館へようこそ」とMCをしたことが今でも語り草となっている。それからちょうど20年後。「ライブハウス武道館」で、アニメソングの祭典が開催された。
今回はライブを盛り上げるべく、文化放送で毎週土曜日夜に放送されていたラジオ番組「A&G 超RADIO SHOW~アニスパ!~」内で、出演アーティストによるPR番組「アニサマSTATION」が放送されるなど、前回以上の盛り上がりの中で当日を迎えた。

ロックの聖地である「武道館」に舞台を移し、さらにその先を目指す「原動力」というテーマが込められたサブタイトル「OUTRIDE」を冠した「アニサマ2006」を考えた時に、まず意識せざるを得ないのは、作品発の声優ユニットによるアニメソングの隆盛だろう。前年の「アニサマ2005」は、それまではある種、裏方的にアニメソングを歌ってきたアニソンシンガーたちが表舞台に立ち、アーティストとしてパフォーマンスを披露するというニュアンスが強かった。

そのいっぽうで2005年は、今やゲーム、アニメ、音楽などさまざまなジャンルを横断する巨大な複合コンテンツへと成長した「THE IDOLM@STER」がアーケードゲームとしてデビューした年。また同年放送のアニメ「魔法先生ネギま!」には、31人ものヒロインが登場。そのOPテーマ「ハッピー☆マテリアル」は、ヒロインを演じる女性声優陣が6組のユニットに振り分けられ、毎月持ち回りで歌唱を担当。さらにその音源が毎月CDリリースされる(しかも全て異なるアレンジだった!)という、かつてない展開を見せた。リリース形態の話題性のみならず、楽曲そのものも高い評価を得た「ハッピー☆マテリアル」が登場した頃より、アニメに出演する声優がユニットを組み、その主題歌を歌うことで作品と楽曲が密接な関係性を築くという流れが、アニメファンの間で支持を集めるようになってきた(番組発の声優ユニットが歌うアニメソングは、はるか以前より数多く制作されていたことはもちろん大前提であるが)。それは従来の、声優がキャラクターを演じつつ歌う「キャラクターソング」とも、タイトルを連呼するオールドスクールなアニメソングとも異なる、新たな潮流であった。

さらに、動画共有サービス「YouTube」も2005年にオープン。誰もが手軽に映像や音声をインターネット上に公開し、共有できるようになったのも大きい。とりわけ「歌ってみた・踊ってみた」系の動画は早い段階から人気を集めるようになった。

そういったアニメ、アニメソングを取り巻く状況が大きく変わりはじめた中で開催されたのが、「アニサマ2005」であり、翌年に開催された「アニサマ2006」はそういったトレンドをいち早く取り入れようとしていた。
そのひとつの象徴が、「涼宮ハルヒの憂鬱」だ。2006年4月に放送をスタートした本作は、京都アニメーションによる美しい映像や魅力的なキャラクター、SFマインドに満ちたストーリーなど、当時のアニメファンの心をわしづかみにする要素が満載だったが、とりわけ大きな話題を呼んだのがEDテーマ「ハレ晴レユカイ」だった。

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平野綾、茅原実里、後藤邑子

田代智一さんによる軽快な楽曲にあわせて、平野綾さん演じる涼宮ハルヒ、茅原実里さん演じる長門有希、後藤邑子さん演じる朝比奈みくるが歌いつつ、SOS団のメンバーがキレキレのダンスを披露する映像はあまりにも衝撃的だった。アニメでのダンス表現というと、「それっぽく見えるよう省略」されたり、作画カロリーがあまりかからないようシンプルな動作で表現されるもの、というそれまでの常識を覆す生き生きとしたダンスは、「ハルヒ」以前と以降でアニメ表現を一変させるほどのインパクトがあった。
と同時に、「実際に真似できそう」「真似して踊りたくなる」ほど魅力的な映像を目にしたアニメファンが、実際に「踊ってみる」までにそう時間はかからなかった。そして、その動画を公開する場所としてYouTubeが選ばれたのは必然であった。
となると、次は「歌っている本人たちが、歌って踊る姿を見てみたい!」と思うのが人のサガである。「アニサマ2006」で、アニソン史上初めてSOS団(平野さん、茅原さん、後藤さん)による「ハレ晴レユカイ」が披露されたのは、まさにその機運が最高潮に達したタイミングだったように思える。キャラクターを演じる当人たちが、アニメの映像そのままに歌い踊ったこのステージは、キャラクターがそのまま現実世界に飛び出してきたかのような衝撃と感動を観客に与えたはずである。言うなれば、このステージこそ「声優は2.5次元」なる概念を象徴的に表現した歴史的なステージだったし、この衝撃があったからこそ後の作品発声優ユニットがライブを行うことが当たり前になっていく嚆矢(こうし)となったのである。
近年のアニサマを見れば、作品発の声優ユニットが欠かすことのできない重要なピースとなっていることは言うまでもない。さらに言うと、「アニサマ」でのステージを見逃したらもうお目にはかかれないかもしれない彼らのパフォーマンスは、観客が「アニサマ」に足を運ぶモチベーション――「原動力」となっていることは間違いないだろう。
しかしながら、現在発売されている「アニサマ2006」のDVDには、「ハレ晴レユカイ」のステージは収録されていない。この記事も、当時を知る人や記録といった断片をかき集めて執筆している。あの歴史的瞬間を、真の意味で語れるのはあの日、あの場所に居合わせた人だけ、というのもまた毎年、新たな伝説を生み続けている「アニサマ」らしい話ではないか。
なお、平野さん、茅原さん、後藤さんによる「ハレ晴レユカイ」は「アニサマ2017」で、再びサプライズで披露された。その模様は、今度はしっかりとBlu-rayに収録されている。11年の時を経て、STORYは回収されたのである。

そのほか、注目すべきは、ALI PROJECTや石川智晶さん、savage geniusといった新時代のアニソンアーティストが参戦したことだろう。J-POP的な大衆性、時代性を持ちつつも作品に寄り添った楽曲が2000年代以降のアニソンのひとつのトレンドであり、彼女たちはまさにその代表と言える存在である。ALI PROJECTは、ボーカルの宝野アリカ様がムチを振りかざしつつアニメ「ローゼンメイデン・トロイメント」OPテーマ「聖少女領域」を歌い、石川智晶さんがアニメ「機動戦士ガンダムSEED」EDテーマ「あんなに一緒だったのに」を高らかに歌い上げれば、savage geniusがお祭りを楽しむかのように、場内に張り巡らされた通路を使い外周を回りつつ、アニメ「エレメンタルジェレイド」OPテーマ「Forever…」を歌唱する。
日本武道館という大舞台に臆することなく、それぞれ自分たちのスタイルでアニメソングを表現していたことが印象的であった。

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ALI PROJECT

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石川智晶

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savage genius

先ほども語った、「アニサマ」でのステージを見逃したらもうお目にはかかれないかもしれないアーティスト、という点では、KENN with The NaB'sの「Wake Up Your Heart」もそうであった。当時はバンド「The NaB's」のメンバーとして活動していたKENNさんが、2004年の「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」遊城十代役を皮切りに、声優としても活動を開始し始めた時期である。バンドは同年10月に活動を休止することになったため、ファンにとっては貴重なステージとなったはず。

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KENN with The NaB's

また、今となっては伝説の、奥井雅美さんと米倉千尋さんによるユニット「r.o.r/s」も忘れられない。2003年のみの期間限定ユニットだったr.o.r/sは、この日、一夜限りの復活を遂げ、「Candy Lie」を披露。会場を大いに沸かせた。すでに活動を終えたグループがアニサマ限定で復活、というのも時折見られるスペシャルな演出だ。

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石田燿子

大きな扇子を持ったダンサーとともに登場した嘉陽愛子さんは、「天上天下」EDテーマ「愛してねもっと」を歌唱。ピンク色の衣装とライトで扇情的な雰囲気を作り出した。嘉陽さんは元々アイドルとしてデビューを飾り、その後、特徴的な声を生かして声優としても活躍するようになった、という経歴の持ち主。嘉陽さんしかりKENNさんしかり、アニメ、声優の世界に足を踏み入れるルートの多様化を印象づけるラインアップである。

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嘉陽愛子

J-POP界からの参戦組である「三枝夕夏 IN db」のボーカル・三枝夕夏さんは今回が初の武道館。テレビアニメ「名探偵コナン」OPテーマ「君と約束した優しいあの場所まで」、そして「Everybody Jump」ではオーディエンスも飛び跳ね、会場の温度が高まっていく。そしてレーベルメイトで05年に続いて登場した「アニサマの先輩」愛内里菜さんを呼び込み、「名探偵コナン」OPテーマ「100もの扉」では、セクシーな衣装をまとったふたりがデュエットで披露した。そのままバトンを受け取った愛内さんが、ゲーム「Another Century's Episode 2」イメージソング「GLORIOUS」、アニメ「メルへヴン」EDテーマ「MIRACLE-Allegro. vivace mix-」を爽やかに歌い上げた。

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三枝夕夏 IN db


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愛内里菜&三枝夕夏

もちろん昨年も出演したアーティストの活躍も見逃せない。
そのなかで、やはり今年も終盤を盛り上げる中核を担ったのはJAM Project、そしてトリを飾った水樹奈々さんだった。
JAM Projectは、ゲーム「第3次スーパーロボット大戦α」OPテーマで「GONG」を鳴らすと、特撮ドラマ「牙狼<GARO>」OPテーマ「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」でさらに会場をあおり、そしてゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OPテーマ「SKILL」(今回は、石田さん、栗林さん、米倉さんも参加)でとどめを刺す! という必勝パターンは、アニサマだけでなく彼らの定番となっていく。

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JAM Project

水樹奈々さんは、「アニサマ2005」の経験がしっかりと生かされているようで、パフォーマンスにもさらに磨きがかかっているように見えた。
まずは男女のダンサーがステージ一杯に広がると、彼らがクラップで客席をあおる。そしてステージ後方から、満を持して真っ赤なドレスに身を包んだ水樹さんが登場すると「SUPER GENERATION」がスタート。続いてアニメ「魔法少女リリカルなのは」OPテーマ「innocent starter」、アニメ「バジリスク~甲賀忍法帖~」EDテーマ「ヒメムラサキ」を熱唱する。「アニサマ2005」で披露した、アニメ「バジリスク~甲賀忍法帖~」EDテーマ「WILD EYES」と対をなす構成となっており、2年連続で参戦したファンにとってはたまらない選曲だった。最後は彼女のアンセム、アニメ「魔法少女リリカルなのはA's」OPテーマ「ETERNAL BLAZE」が会場を盛り上げる。ソロライブでもおなじみの、火柱の演出も熱かった!

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水樹奈々

そして出演者が総登場してライブはクライマックスへ。奥井さんが作詞、影山さんが作曲を手がけたテーマソング「OUTRIDE」を、多彩な出演者達がマイクをバトンリレーしながら歌唱した。
その光景は、アニソンシーンが大きな変革を迎える「混沌(カオス)」な時代の幕開けを感じさせながらも、「アニサマ」が多様な表現、出演者を受け入れ、アニソンという文化を次の時代に繋いでいく「場」として機能し始めたことを印象づける。
と同時に、「武道館」という誰もが認める聖地でアニメソングのイベントが開催され、大盛況のうちに幕を下ろしたということは、アニメソングが立派なひとつの文化であり、一過性のムーブメントで終わるようなものではないということを世間に対して証明する結果になったのではないだろうか。
さまざまな意味で、「アニサマ」が長い歴史を刻むイベントへと成長していく「原動力」となったのが、「アニサマ2006」であった。

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(文/佐伯敦史)

【出演者】(※敬称略)
奥井雅美、JAM Project、水樹奈々、高橋直純、栗林みな実、米倉千尋、石田燿子、愛内里菜、ALI PROJECT、三枝夕夏 IN db、石川智晶、savage genius、KENN with The NaB's、嘉陽愛子、

【スペシャルゲスト】(※敬称略)
平野綾、茅原実里、後藤邑子(涼宮ハルヒの憂鬱より)

【セットリスト】
1.MASK / 奥井雅美、栗林みな実(アニメ「爆れつハンター」ED)
2.Rumbling hearts / 栗林みな実(ゲーム「君が望む永遠」OP)
3.Crystal Energy / 栗林みな実(アニメ「舞-乙HiME」OP)
4.幸せのいろ / 石田燿子(アニメ「ああっ女神さまっ それぞれの翼」OP)
5.紅の静寂 / 石田燿子(アニメ「灼眼のシャナ」ED)
6.電光石火の恋 / 高橋直純(ゲーム「遙かなる時空の中で3」イメージソング)
7.無敵なsmile / 高橋直純(アニメ「無敵看板娘」ED)
8.OK! / 高橋直純
9.女子アニソンメドレー
嵐の中で輝いて / 米倉千尋(アニメ「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」OP)
乙女のポリシー / 石田燿子(アニメ「美少女戦士セーラームーンR」、「美少女戦士セーラームーンS」ED)
Shining☆Days / 栗林みな実(アニメ「舞-HiME」OP)
めざせポケモンマスター / 松本梨香(アニメ「ポケットモンスター」OP)
10.ハレ晴レユカイ / 平野綾、茅原実里、後藤邑子(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」ED)
11.Wake Up Your Heart / KENN with The NaB's(アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」ED)
12.Forever… / savage genius(アニメ「エレメンタル ジェレイド」OP)
13.祈りの詩 / savage genius(アニメ「シムーン」ED)
14.愛してね♥もっと / 嘉陽愛子(アニメ「天上天下」ED)
15.瞳の中の迷宮 / 嘉陽愛子(アニメ「ヤミと帽子と本の旅人」OP)
16.WILL / 米倉千尋(アニメ「仙界伝 封神演義」OP)
17.青空とキミへ / 米倉千尋
18.男子アニソンメドレー
CHA-LA HEAD-CHA-LA / 影山ヒロノブ(アニメ「ドラゴンボールZ」OP)
PLANET DANCE / 福山芳樹(アニメ「マクロス7」挿入歌)
ウィーアー! / きただにひろし(アニメ「ONE PIECE」OP)
勇者王誕生! / 遠藤正明(アニメ「勇者王ガオガイガー」OP)
SOLDIER DREAM 〜聖闘士神話〜 / 影山ヒロノブ、福山芳樹、きただにひろし、遠藤正明(アニメ「聖闘士星矢」OP)
19.Candy Lie / r.o.r/s(奥井雅美、米倉千尋)
20.SECOND IMPACT / 奥井雅美(「アニメロミックス」CMソング)
21.WILD SPICE / 奥井雅美(アニメ「無敵看板娘」OP)
22.zero-G- / 奥井雅美(アニメ「RAY THE ANIMATION」OP)
23.君と約束した優しいあの場所まで / 三枝夕夏 IN db(アニメ「名探偵コナン」OP)
24.Everybody Jump / 三枝夕夏 IN db(アニメ「格闘美神 武龍 REBIRTH」OP)
25.100もの扉 / 愛内里菜&三枝夕夏(コーラス:スパークリング☆ポイント)(アニメ「名探偵コナン」OP)
27.GLORIOUS / 愛内里菜(ゲーム「Another Century's Episode 2」イメージソング)
28.MIRACLE -Allegro. vivacemix- / 愛内里菜(アニメ「MÄR -メルヘヴン- 」ED)
29.聖少女領域 / ALI PROJECT(アニメ「ローゼンメイデン トロイメント」OP)
30.亡國覚醒カタルシス / ALI PROJECT(アニメ「.hack//Roots」ED)
31.GONG (Album version) / JAM Project(ゲーム「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」OP)
32.牙狼〜SAVIOR IN THE DARK〜 / JAM Project(ドラマ「GARO-牙狼-」OP)
33.SKILL / JAM Project、米倉千尋、栗林みな実、石田燿子(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OP)
34.美しければそれでいい / 石川智晶(アニメ「シムーン」OP)
35.あんなに一緒だったのに / 石川智晶(アニメ「機動戦士ガンダムSEED」ED)
36.SUPER GENERATION / 水樹奈々(テレビ番組「やぐちひとり」ED)
37.innocent starter / 水樹奈々(アニメ「魔法少女リリカルなのは」OP)
38.ヒメムラサキ / 水樹奈々(アニメ「バジリスク ~甲賀忍法帖~」ED)
39.ETERNAL BLAZE / 水樹奈々(アニメ「魔法少女リリカルなのはA's」OP)
40.OUTRIDE / アニサマフレンズ
-アンコール-
1.ONENESS / アニサマフレンズ
2.OUTRIDE / 出演者全員
 
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【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第3回「Animelo Summer Live 2007 Generation-A」さらなる進化、発展を予感させ、「A」の意味を考えさせられた1日!
2019年06月01日 11:520
企画記事アニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第3回「Animelo Summer Live 2007 Generation-A」さらなる進化、発展を予感させ、「A」の意味を考えさせられた1日!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを1年ごとにプレイバック!
当時のアニサマにも参加したアニメ、アニメソング大好きライターに、思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
というわけで、第3回はさらに多彩な出演者、演出でさらなるパワーアップを果たした「Animelo Summer Live 2007 Generation-A」だ!
今回は、当時、現場でライブを目撃した幡野敬が担当する。
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第1回「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」風雨を吹き飛ばした原点のステージ!
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第2回「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」「ハレ晴レユカイ」が武道館に衝撃を与えた、伝説のステージ!

「Animelo Summer Live 2007 Generation-A」

・開催日:2007年7月7日
・会場:日本武道館
・テーマソング:「Generation-A」作詞・作曲:奥井雅美/編曲:MACARONI☆、Monta

会場は昨年に引き続き日本武道館。アニソン界最大級のライブとして夏の風物詩となったアニサマが迎える3度目の夏。「Generation-A」のテーマのもと、17組のアーティストと、約12,000人のアニソンファンが集結。約5時間、全39曲、年齢、職業、性別に関係なく、アニソンを通して強い絆が生まれた至福の時を、筆者自身が参加した当時の記憶を交えつつ振り返りたい。

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奥井雅美、水樹奈々

最初に登場したのは、奥井雅美さんと水樹奈々さん。アニサマではおなじみとなった、オープニングのスペシャルなコラボレーションに大歓声!「輪舞-revolution」で魅せる、アニソン界のディーヴァ2人によるボーカリゼーションに圧倒された。続くは奥井さんのソロ。6人のダンサーを従えて、キレキレのダンスパフォーマンスを見せてくれた。アニサマで踊りたい! そんな奥井さんの想いが伝わってくる「-w-」は、とてもスタイリッシュなナンバー。踊りといえば、テーマソング「Generation-A」も、奥井さんの作詞・作曲で、キャッチーなディスコサウンドになっていた。遊び心もたっぷりで、アーティストごとに歌い分けがされている歌詞に、その人をイメージさせるフレーズが散りばめられた明るいナンバーで、バラード(「ONENESS」)、ロック(「OUTRIDE」)に続く、新たな音楽性を持つテーマソングとしてフレンドリーな雰囲気を醸し出していた。

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桃井はるこ

初出演のアーティストも多数参加、印象的なステージを見せてくれた。まずは、MCでアニソンへの想いをたぎらせた桃井はるこさん。アニソンへの愛と感謝が詰まった「WONDER MOMO-i」は、“萌えはロックだ”を具現化するようなキラーチューンで、激アツだった。前年SOS団の一員としてアニサマにゲスト参加、「ハレ晴レユカイ」でスーパーダンスを披露した茅原実里さんも「純白サンクチュアリィ」で、念願だった歌手活動を再開させ、この大舞台に戻ってきた。初々しさもありつつ、堂々としたステージングだった。「恋のDice☆教えて」を歌ったCy-Rim rev.もまばゆくはじけていた。ヴォーカルのmiruさんのメガネにレンズが入ってないのが気になっていた人もいたとかいないとか。

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茅原実里

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Cy-Rim rev.

「夢想歌」、そして“魂込めて歌いたいと思います”と告げて歌った「キミガタメ」でのエモーショナルな歌声でオーディエンスを圧倒したSuaraさん、これ以後のアニサマのステージを大いに盛り上げることになるmotsuさん(m.o.v.e)もこのときが初登場。もも上げ大会(!)に、前転、ブリッジ、そして高速ラップと強烈なパフォーマンスで 大きすぎるほどの爪痕を残した。

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m.o.v.e

さらに、アニソン界を代表するロックユニット「サイキックラバー」が「XTC(エクスタシー)」で、激音をかき鳴らし、そのボーカル・YOFFYさんから“深く、切なく、だけどアツいユニット”と紹介された、男女ユニット「樹海」は、「あなたがいた森」「咲かせてはいけない花」とドラマチックなサウンドを奏でる。このように初出演組だけを見ても、アニソンというジャンルの懐の深さを感じさせるが、その多様性は「令和」という新時代になった今も進化し続けていて、ある意味アニサマはスケールの大きいショーケースの場として、とても刺激的で面白いものとして、その歴史を重ねてきたと言えるかもしれない。

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サイキックラバー

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樹海

そしてアニサマといえば、ゲストにも注目。スペシャルゲストとして、ダンスパフォーマンスグループ「Panicrew」がエンターテインメント性あふれるステージングで盛り上げ、ユニークなダンスが「ニコニコ動画」で話題となった矢部野彦麿&琴姫 With 坊主ダンサーズも独自の世界観を演出した。茅原さんと同じく、前回SOS団でアニサマに参加した平野綾さんも、パンクアレンジを施したアニサマ仕様の「冒険でしょでしょ?~パンクでしょversion~」で彩りを添えた。

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矢部野彦麿&琴姫 With 坊主ダンサーズ

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平野綾

会場が驚きと歓声に包まれたシーンといえば、高橋洋子さんの登場の時。サプライズゲストとして、「魂のルフラン」、さらに平成で最もカラオケで歌われた曲の上位に名を連ねる「残酷な天使のテーゼ」をメドレーで披露。レジェンドの存在感たっぷりに、改めてアニソンの持つパワーを体感させてくれた。

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高橋洋子

これまでのアニサマを彩ってきたアーティストも、もちろん見逃せない。「てのひら」を歌い終えた高橋直純さんは、“10曲くらい歌いたくなっちゃう”と楽しさを抑えきれず、本人言うところの「なにやら変なテンション」になってしまったとのこと。アニソン界でエロかっこよさ独占の栗林みな実(現・Minami)さんは、出演を重ねるたびに少なくなっていく衣装の布面積に反比例するかのように、人見知りも克服し、明るさがパワーアップ。桃井さんとのコラボ「うしろゆびさされ組」では涼宮遥(ゲーム「君が望む永遠」)のコスプレサービスも!

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栗林みな実(現・Minami)、桃井はるこ

初参加のときは、緊張のあまり歌い終わった後、楽屋で泣き出してしまった近江知永さんからは、とても楽しんでいる様子が伝わってきた。「ロックリバーへ」を歌い終えたあと、ラスカルのぬいぐるみを客席に投げ込むはずが、最前列通路に叩きつけてしまったシーンは、今も語り継がれるアニサマ珍場面かもしれない。
ドラァグクイーンとともに耽美な世界へ誘ってくれるALI PROJECTは、日本刀を手にした宝野アリカ様が神々しかった。“みなさんも暗い青春をお送りのことと思います”と、アリカ様ならではのMCもスパイスが効いていた。でも、そんな日々を潤すのがアニソンだということは間違いなく、「跪いて足をお嘗め」など、独特な空気感を持ったナンバーが異彩を放っていた。

クライマックスに向けて、ステージ、客席ともどんどん熱量が増していった。最後の2組も圧巻だった。「Break Out」「VICTORY」、そして“MOTTO!MOTTO!”が炸裂した「SKILL」の3連コンボのすさまじさと言ったら! JAM Project(影山ヒロノブ・松本梨香・遠藤正明・きただにひろし・奥井雅美・福山芳樹)の魂の込もった歌が観客のハートをつらぬく、この光景はアニサマの代名詞といえるものになった。炎が上がり、みんな飛び跳ねる。アニサマとは、いわば気合いと体力のぶつかりあい。そんなエキサイティングな表情もあわせ持つ最高のエンターテインメントということが伝わってきた。

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水樹奈々

3年連続でトリを務めたのは水樹奈々さん。「今日は奈々ちゃん、大忙しなんで期待しててください」と、オープニングで奥井さんがそう話していたが、奥井さんとだけでなく、ALI PROJECTの「聖少女領域」をアリカ様とコラボするなど大活躍。このアニサマが行われたのは7月7日の“奈々の日”ということで気合いが入りまくり! ソロでも「Justice to Believe」「SECRET AMBITION」「Heart-shaped chant」といったバリエーションに富んだ3曲を歌い上げた。

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水樹奈々、宝野アリカ

最後は奥井さん、影山さんが出演者を呼び込み、テーマソング「Generation-A」を歌った。ここで本編は終わるのだが、もちろんアンコールの声が起こった。この楽しい時間を終わらせたくない。そんな想いが武道館を包み込んだ。再び出演者がステージに現れ、前回のテーマソング「OUTRIDE」(作詞・奥井雅美、作曲・影山ヒロノブ)を歌った後、アーティストひとりひとりがあいさつをするのだが、感極まって泣いている人もいるほど。最後は再び「Generation-A」。みんなの笑顔、会場が一体となり、大合唱が響き渡った。

翌年にはさいたまスーパーアリーナでの2days開催と、アニサマはさらにスケールアップすることになるのだが、改めて“A”とは何だったろうか。それはもちろんアニメ、アニソンのことであり、かつ始まりを予感させるような、何かが動き出すときの期待感や強い意志を感じさせてくれるもの。これから先も一緒に歌っていきたい、ここからは未来に向かって走り出す! そんなアニメ、アニソンを愛するすべての人が「Generation-A」として、新たな歴史を刻んだ、素晴らしい1日になった。

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(文/幡野敬)

【出演者】(敬称略)
ALI PROJECT、近江知永、奥井雅美、栗林みな実、サイキックラバー、Cy-Rim rev.、JAM Project、樹海、Suara、高橋直純、茅原実里、水樹奈々、m.o.v.e、桃井はるこ

【スペシャルゲスト】(敬称略)
平野綾、矢部野彦麿(でんちゅう)&琴姫(MOMOEIKA)

【サプライズゲスト】(敬称略)

高橋洋子、PaniCrew

【セットリスト】
1.輪舞-revolution / 奥井雅美、水樹奈々(アニメ「少女革命ウテナ」OP)
2.-w- / 奥井雅美
3.空にかける橋 / 奥井雅美(アニメ「テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION」OP)
4.Romantic summer / 桃井はるこ(アニメ「瀬戸の花嫁」OP)
5.WONDER MOMO-i / 桃井はるこ(ゲーム「太鼓の達人」シリーズ)
6.純白サンクチュアリィ / 茅原実里(アニメ「キディ・グレイド2 」パイロットDVD テーマソング)
7.君がくれたあの日 / 茅原実里(インターネットラジオ「茅原実里のradio minorhythm」テーマソング)
8.恋のDice☆教えて / Cy-Rim rev.(ゲーム「CircusLand I」主題歌)
9.聖少女領域 / 宝野アリカ、水樹奈々(アニメ「ローゼンメイデン トロイメント」OP)
10.てのひら / 高橋直純
11.君に会えてよかった / 高橋直純(ラジオ「RADIOアニメロミックス」ED)
12.Yell! / 栗林みな実(アニメ「スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-」ED)
13.翼はPleasure Line / 栗林みな実(アニメ「クロノクルセイド」OP)
14.夢想歌 / Suara(アニメ「うたわれるもの」OP)
15.キミガタメ / Suara(アニメ「うたわれるもの」ED)
16.Float〜空の彼方で〜 / 近江知永(アニメ「SoltyRei」ED)
17.ロックリバーへ / 近江知永(アニメ「あらいぐまラスカル」OP)
18.うしろゆびさされ組 / 栗林みな実、桃井はるこ(アニメ「ハイスクール!奇面組」OP)
19.Systematic Fantasy / m.o.v.e(テレビ番組「激走!GT」ED)
20.Gamble Rumble / m.o.v.e(アニメ「頭文字D Third Stage」OP)
21.レッツゴー! 陰陽師 / 矢部野彦麿&琴姫 With 坊主ダンサーズ(ゲーム「新豪血寺一族 -煩悩解放-」)
22.特捜戦隊デカレンジャー / サイキックラバー(特撮ドラマ「特捜戦隊デカレンジャー」OP)
23.XTC / サイキックラバー(アニメ「ウィッチブレイド」OP)
24.あなたがいた森 / 樹海(アニメ「Fate/stay night」ED)
25.咲かせてはいけない花 / 樹海
26.勇侠青春謳 / ALI PROJECT(アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」ED)
27.暗黒天国 / ALI PROJECT(アニメ「かみちゃまかりん」OP)
28.跪いて足をお嘗め / ALI PROJECT(アニメ「怪物王女」ED)
29.メドレー / 高橋洋子
魂のルフラン(映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」主題歌)
残酷な天使のテーゼ(アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP)
30.冒険でしょでしょ?〜パンクでしょversion〜 / 平野綾(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OP)
31.Break Out / JAM Project(アニメ「スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-」OP)
32.VICTORY / JAM Project(ゲーム「スーパーロボット大戦MX」OP)
33.SKILL / JAM Project(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OP)
34.Justice to Believe / 水樹奈々(ゲーム「ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード」OP)
35.SECRET AMBITION / 水樹奈々(アニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」OP)
36.Heart-shaped chant / 水樹奈々(ゲーム「シャイニング・ウィンド」OP)
37.Generation-A / アニサマフレンズ
-アンコール-
1.OUTRIDE / 出演者全員
2.Generation-A / 出演者全員
 
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【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第4回「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」現在までのフォーマットを確立した、記念碑的な2日間!
2019年06月08日 12:000
企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第4回「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」現在までのフォーマットを確立した、記念碑的な2日間!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを振り返る、連載企画をスタート!
アニメソング大好きライターに、思い出や映像を振り返りつつ語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
というわけで、第4回はさらに多彩な出演者、演出でさらなるパワーアップを果たした「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」だ!
今回は、実際に会場に足を運んで、現場の空気を体感したライター・清水耕司によるレビューとなる。
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第1回「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」風雨を吹き飛ばした原点のステージ!
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第2回「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」「ハレ晴レユカイ」が武道館に衝撃を与えた、伝説のステージ!
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第3回「Animelo Summer Live 2007 Generation-A」さらなる進化、発展を予感させ、「A」の意味を考えさせられた1日!

「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」
・開催日:2008年8月30日、8月31日
・会場:さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
・テーマソング:「Yells ~It's a beautiful life~」作詞:奥井雅美/作曲:影山ヒロノブ/編曲:鈴木Daichi秀行

motsuさん(m.o.v.e)によって出場アーティストの名前が次々に読み上げられたあと、ポップアップでステージ上にせりあがってきたのは、水樹奈々さん&田村ゆかりさん。ハイウエストマークのセーラー服と水色のプリーツスカートというお揃いの、ただし水樹は黄色のネクタイ、田村はピンクのリボンという細部が異なる制服姿での登場だった。歌うのは、田村さんの持ち歌「恋せよ女の子」(アニメ「極上生徒会」OPテーマ)と水樹さんの持ち歌「アノネ~まみむめ☆もがちょ」(アニメ「まみむめ★もがちょ」OPテーマ)を組み合わせたアニサマ仕様メドレー。水樹はやや大人びた感じで、だがときに愛らしく。田村がかわいらしくも、ときに艶っぽく。ガールズトークを交わす女子高生のような2人の姿と、交互に歌い合う楽曲アレンジがマッチしていた。

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水樹奈々×田村ゆかり

2008年のAnimelo Summer Liveはこのようにスタートした。この年のテーマは「Challenge」。その言葉どおり、会場は前々年や前年の日本武道館からキャパを大幅に上げたさいたまスーパーアリーナ(以下、SSA)。開催日は7月から8月最終週末(2019年は8/30、31、9/1開催)へと移動し、かつ2DAYS(~2012年、2013年からは3 DAYS)に。夏の一大フェスとしてのイメージが高まった。2005年の第1回からアニサマの目玉となっているオープニングスペシャルセッションに加え、複数日に渡って開催される全体的な構成は2018年現在まで踏襲されており、いわば「アニサマ」のフォーマットが完成した年とも言える。
「挑戦」という意味では、この年が初登場である田村ゆかりさんを、前述のようにスペシャルセッションならびにトップバッターとして起用した点もあげられるだろう。田村さんはセッション後、ひと夏の思い出となるような「ゆかりん王国」を、そのままSSAに開国した。同年3月には日本武道館ライブ(「Love・Live 2008 *Chelsea Girl*」)を実現させていたが、その際に誕生した「めろ~んのテーマ~ゆかり王国国歌~」をも炸裂させた。

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田村ゆかり

さらに言えば、2DAYSとなったことで、前年までに比べ初出場組が多くなるという必然から生じる挑戦もあった。そこで、前述のように初出場だった田村さん、そしてともに初出場のyozuca*さんとCooRieの間に、第1回の2005年、2006年に出場していた石田燿子さんが入り、代表曲「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」などの2曲を歌っている。m.o.v.eからAAAという順番にしても、エレクトロなアッパー楽曲で会場を沸かせるエイベックスサウンド枠という流れがもちろんあるが、「Gamble Rumble」という至高の1曲を有して前年大いに盛り上げたm.o.v.eが初出場のAAAを引っ張る、という流れになっている。ただ、今思えばまさかmotsuさんが、通常、サプライズ、セッション問わずに2017年まで11年連続出場を達成してみせるとは思わなかったが。今やロックアニソンユニットとしてその名を知らしめるGRANRODEOもこの2008年が初出場だった。KISHOWさんのあおりとe-ZUKAさんのギタープレイで初めて「ロック」に触れたアニソンファンもいたかもしれない。

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m.o.v.e

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奥井雅美×茅原実里

ただ、振り返ると、初出場組も含めて1日目の印象は、ストレートなアニソンを味わわせてもらった、というものだった。事実、AKINO from bless4、savage genius、栗林みな実(現・Minami)さん、Suaraさん、茅原実里さん、奥井雅美さん、ALI PROJECT、そして1日目のオープニングとトリという2つの大役を務めた水樹奈々さん、と単独でもコンサートホールを沸かせるアニソンシンガーたちが連なって登場してきた。

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水樹奈々×宝野アリカ

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1日目アンコール

いっぽうの2日目は初出場組を見ても、MOSAIC.WAVやave;new feat.佐倉紗織、Liaさんといったゲームソング組に、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」のmikoさんといったアンダーグラウンドなフィールドを出自に持つ面々も姿を現し、「ニコニコ動画」の勢いも感じさせた。その意味では挑戦を超えた、「冒険」心に満ちている印象もあった。何しろ、誰もが水樹さん、田村さんと並ぶ三巨頭の一角と認める堀江由衣さんが「黒薔薇保存会」として初出場。あるいは、angelaではなく後輩バンドである(という設定の)「ドメスティック・ラヴバンド」が初登場し、上記の萌えソング系アーティストと混じりあっていた点でも、2日目のカオス感、インパクトは強かった。

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UNDER17×MOSAIC.WAV

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黒薔薇保存会

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ドメスティック・ラヴバンド

ほかにも、出場アーティストのひと組とするにはあまりにも大人数のメンバーを従えて登場したSound Horizon。何度もゲストでアニサマのステージに立ち、勝手知ったる感のある平野綾さん。熱狂的ファンをアニサマへと連れてきた中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER。デビューから1年を経ておらず、まだ10代だったELISAさんと、初出場組とくくるにはあまりにも多様性に満ちた面々だったが、これは2日間開催による大いなる恩恵でもあった。開催日によって明確にカラーを分けることで、アニサマの、そしてアニソンの広がりが大いに表現されていた。

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中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER

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Sound Horizon

また、「ドラマ」が待っていたのも2日目だった。冒頭のスペシャルセッション「思いではおっくせんまん!」で登場したのはJAM Project+美郷あきだったが、JAMメンバーの中に紅一点である奥井雅美さんの姿がない。曲後、影山ヒロノブさんからは、前日に茅原実里さんと「輪舞-revolution」を歌うなどして存在感を見せていた奥井さんだったが、実は病を押しての強行出場だったこと、2日目は無理がたたってドクターストップをかけられ欠場という事態に陥っていたことが語られる。この緊急事態は出場アーティストたちにも影響を与え、たとえば桃井はるこさんは、会場のどこかで見ているという奥井雅美さんに向かって「奥井雅美さんの歌を聴いて育った私が歌っているところを見てもらいたいです」との言葉をSSAに叩きつけたし、トリとしてJAM Projectが登場した際、影山ヒロノブさんの腕にはランティスの井上俊之社長によって書かれたという「奥井」の文字が光っていた。名前をあげていないアーティストたちにもそれぞれドラマがあった。急遽のピンチヒッターとして擁立された米倉千尋さんは、エンディングで出場者たちを盛り上げ、まとめ上げていた。無論、アリーナやスタンドを埋め尽くしたファンも、二夜のイベント実現に尽力した奥井さんに感謝の気持ちを伝えようと、想いを込めて声を枯らし、腕を振っているのを感じた。

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JAM Project+美郷あき

そんな中、2008年のアニサマでもっとも印象的な時間と聞かれれば、個人的にそれは1日目にあった。可憐Girl'sのターンである。アニメ「絶対可憐チルドレン」に登場するメインヒロイン3人をモデルとした3人の小学生によって結成され、アニメのOPテーマを歌った可憐Girl's。歌唱はたった1曲のみ、話したMCは「バイバーイ」だけという彼女たちだったが、あの瞬間、非常に鮮烈な輝きを放っていた。レーベルを超えて、アニソンを歌うさまざまなアーティストが競演するアニサマという奇跡の場において、アニメのためだけに誕生し、アニメのためだけに歌い、踊り、そしてアニメ放送終了とともに姿を消すという可憐Girl'sはアニソンの象徴のようにも感じられた。だからこそ、あの日、花道に登場した3人の歌声と踊りが会場にいる2万人弱を熱狂させ、想像以上に大きなうねりを生み出すと同時に、10年を経た今も多くの人々に愛されるアニソンとなっている。夏が来るたびに現れるアニサマは、「アニソンとは?」という問いを多くの者に与える存在であるが、そのとき、アニメ黎明期から作品を支え続けてきた数々のアニソンとともにこの曲が、またアニソンを讃える祭典としてアニサマの歴史を振り返るたびにこのユニットの姿が、頭をよぎらずにはいられない。

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可憐Girl's


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(文/清水耕司)

【出演者】
8月30日
AKINO from bless4、ALI PROJECT、石田燿子、奥井雅美、可憐Girl's、CooRie、GRANRODEO、栗林みな実、savage genius、Suara、田村ゆかり、茅原実里、AAA、水樹奈々、m.o.v.e、yozuca*

8月31日
ave;new feat.佐倉紗織、石川智晶、ELISA、黒薔薇保存会、サイキックラバー、Sound Horizon、JAM Project、ドメスティック・ラヴバンド、中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER、平野綾、福山芳樹、miko、美郷あき、May'n、桃井はるこ、MOSAIC.WAV、米倉千尋、Lia

<サプライズゲスト>
小池雅也(MOSAIC.WAVサポートギター、UNDER17メンバーとして出演)

【セットリスト】
■8月30日

1.メドレー / 水樹奈々、田村ゆかり
恋せよ女の子(アニメ「極上生徒会」OP)
アノネ〜まみむめ☆もがちょ(アニメ「まみむめ★もがちょ」OP)
2.童話迷宮 / 田村ゆかり(アニメ「おとぎ銃士 赤ずきん」OP)
3.バンビーノ・バンビーナ / 田村ゆかり(ラジオ「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」OP)
4.めろ〜んのテーマ~ゆかり王国国歌~/ 田村ゆかり
5.STRIKE WITCHES~わたしにできること~ / 石田燿子(アニメ「ストライクウィッチーズ」OP)
6.永遠の花 / 石田燿子(アニメ「藍より青し」OP)
7.サクラサクミライコイユメ / yozuca*(アニメ「D.C. ~ダ・カーポ~」OP)
8.Morning-sugar rays / yozuca*
9.センチメンタル / CooRie(アニメ「美鳥の日々」OP)
10.存在 / CooRie(アニメ「D.C. ~ダ・カーポ~」ED)
11.DIVE INTO STREAM / m.o.v.e(アニメ「頭文字D EXTREME STAGE」OP)
12.Gamble Rumble / m.o.v.e(アニメ「頭文字D Third Stage」OP)
13.ZERO / AAA(ゲーム「ワールド・デストラクション~世界撲滅の六人~」OP)
14.Climax Jump / AAA(特撮ドラマ「仮面ライダー電王」OP)
15.Over The Future / 可憐Girl's(アニメ「絶対可憐チルドレン」OP)
16.nowhere / savage genius、茅原実里、yozuca*(アニメ「MADLAX」挿入歌)
17.JUST TUNE / savage genius(アニメ「夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~」OP)
18.想いを奏でて / savage genius(アニメ「うた∽かた」OP)
19.創聖のアクエリオン / AKINO from bless4(アニメ「創聖のアクエリオン」OP)
20.Go Tight! / AKINO from bless4(アニメ「創聖のアクエリオン」OP)
21.慟哭ノ雨 / GRANRODEO(アニメ「恋する天使アンジェリーク かがやきの明日」OP)
22.ケンゼンな本能 / GRANRODEO
23.Love Jump / 栗林みな実(アニメ「紅」OP)
24.Next Season / 栗林みな実(アニメ「君が望む永遠~Next Season~」OP)
25.Shining☆Days / 栗林みな実(アニメ「舞-HiME」OP)
26.haunting Melody / Suara(ゲーム「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」OP)
27.星座 / Suara(ゲーム「鎖 -クサリ-」ED)
28.Contact / 茅原実里
29.詩人の旅 / 茅原実里
30.雨上がりの花よ咲け / 茅原実里
31.雪、無音、窓辺にて。 / 茅原実里(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」イメージソング)
32.輪舞-revolution / 奥井雅美、茅原実里(アニメ「少女革命ウテナ」OP)
33.INSANITY / 奥井雅美(ゲーム「マブラヴ ALTERED FABLE」OP)
34.コトダマ / ALI PROJECT(アニメ「シゴフミ」OP)
35.愛と誠 / ALI PROJECT(ゲーム「ポップンミュージック」)
36.わが﨟たし悪の華 / ALI PROJECT(アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」ED)
37.残光のガイア / 水樹奈々
38.Dancing in the velvet moon / 水樹奈々(アニメ「ロザリオとバンパイア」ED)
39.Pray / 水樹奈々(アニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」挿入歌)
40.ETERNAL BLAZE / 水樹奈々、宝野アリカ(アニメ「魔法少女リリカルなのはA's」OP)
41.Yells 〜It's a beautiful life〜 / アニサマ2008出演アーティスト
-アンコール-
1.Generation-A / アニサマ2008出演アーティスト
2.Yells 〜It's a beautiful life〜 / 出演者全員

■8月31日
1.思い出はおっくせんまん! / JAM Project、美郷あき
2.BLOOD QUEEN / 美郷あき(アニメ「怪物王女」OP)
3.君が空だった / 美郷あき(アニメ「舞-HiME」ED)
4.euphoric field / ELISA(アニメ「ef - a tale of memories.」OP)
5.HIKARI / ELISA(アニメ「隠の王」ED)
6.ハッピー☆マテリアル[ドメラバstyle] / ドメスティック・ラヴバンド(アニメ「魔法先生ネギま!」OP)
7.Shangri-La[ドメラバstyle] / ドメスティック・ラヴバンド(アニメ「蒼穹のファフナー」OP)
8.朝と夜の物語 / Sound Horizon
9.奴隷市場 / Sound Horizon
10.聖戦のイベリアメドレー / Sound Horizon
11.メドレー / 黒薔薇保存会
花火
満天プラネタリウム
12.ヒカリ -type black- / 黒薔薇保存会(アニメ「いぬかみっ!」OP)
13.Feel so Easy! / 桃井はるこ(アニメ「Mission-E」ED)
14.LOVE.EXE / 桃井はるこ(アニメ「BALDR FORCE EXE」OP)
15.天罰! エンジェルラビィ / UNDER17、MOSAIC.WAV(ゲーム「まじかるトワラー・エンジェルラビィ☆傑作選」OP)
16.最強○×計画 / MOSAIC.WAV(アニメ「すもももももも 地上最強のヨメ」OP)
17.ガチャガチャきゅっ~と・ふぃぎゅ@メイト / MOSAIC.WAV(ゲーム「ふぃぎゅ@メイト」OP)
18.メドレー / ave;new feat.佐倉紗織
true my heart -Lovable mix-(ゲーム「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」OP)
Iris -special edit-
ラブリー☆えんじぇる!! -short version-(遊技機「快盗天使ツインエンジェル」テーマソング)
19.魔理沙は大変なものを盗んでいきました / miko(「東方妖々夢」BGMアレンジ)
20.鳥の詩 / Lia(ゲーム「AIR」OP)
21.メドレー / 中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER
GO MY WAY!!
キラメキラリ
relations
エージェント夜を往く
Do-Dai
蒼い鳥
GO MY WAY!!
22.THE IDOLM@STER / 中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER
23.真赤な誓い / 福山芳樹(アニメ「武装錬金」OP)
24.ノーザンクロス / May'n(アニメ「マクロスF」ED)
25.射手座☆午後九時Don't be late / May'n(アニメ「マクロスF」挿入歌)
26.Precious Time,Glory Days / サイキックラバー(アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」OP)
27.鼓動~get closer~ / サイキックラバー(アニメ「ウィッチブレイド」挿入歌)
28.LOVE★GUN / 平野綾
29.Unnamed world / 平野綾(アニメ「二十面相の娘」ED)
30.アンインストール / 石川智晶(アニメ「ぼくらの」OP)
31.Prototype / 石川智晶(アニメ「機動戦士ガンダム00セカンドシーズン」ED)
32.メドレー / 米倉千尋、石川智晶
あんなに一緒だったのに(アニメ「機動戦士ガンダムSEED」ED)
嵐の中で輝いて(アニメ「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」OP)
32.永遠の扉 / 米倉千尋(映画「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」主題歌)
33.FRIENDS / 米倉千尋(アニメ「仙界伝 封神演義」ED)
34.No Border / JAM Project
35.Rocks / JAM Project(ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」OP)
36.SKILL / JAM Project(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OP)
37.Yells 〜It's a beautiful life〜 / アニサマ2008出演アーティスト
-アンコール-
1.OUTRIDE / アニサマ2008出演アーティスト
2.Yells 〜It's a beautiful life〜 / 出演者全員
 
https://akiba-souken.com/article/40375/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第5回「Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-」アイドルマスターのイヤモニに見る“アニサマ”という特異な経験
2019年06月15日 12:000
声優企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第5回「Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-」アイドルマスターのイヤモニに見る“アニサマ”という特異な経験

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを振り返る、連載企画をスタート!
アニメソング大好きライターに、思い出や映像を振り返りつつ語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
第5回は、これまでのレビューとはちょっと違う視点から「Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-」をレビューしてみたい。今回、注目したのはイヤモニ!
機材や音響がアニサマにどんな変化をもたらしたか。現地でそれを体感した者ならではの視点で、ライター・中里キリとともにプレイバックしてみよう。

Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-
・開催日:2009年8月22日、8月23日
・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
・テーマソング:「RE:BRIDGE〜Return to oneself〜」作詞:奥井雅美/作曲:栗林みな実/編曲:鈴木Daichi秀行

2009年の出演者とセットリストを見て感じたのは、コンテンツとしてのニコニコ動画の最盛期のひとつが2007年頃だと思うのだが、その波がアニサマにも届いていたことだ。

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石川智晶×angela

鏡音リン・レンの声を担当していた下田麻美さんが「ココロ」を歌い、初音ミクが「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」と「ブラック★ロックシューター」を歌う。そこからビートまりおさんが歌う「東方プロジェクト」の「Help me, ERINNNNNN!!」へとつなぐ。当時のニコ動三本柱として世間で言われていたのが「ボカロ」「東方」「アイマス」だった。仮想の世界の歌姫(初音ミク)の歌が大会場のライブで披露されるという試みは、今の感覚で見ても先進的だ。

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下田麻美

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ビートまりお

ボカロや東方、当時「天体戦士サンレッド」でまたもブレイクしたmanzoさんといった出演者は当時の時代性を色濃く反映しているが、逆に言えばそれ以外の顔ぶれと楽曲チョイスは現代の感覚にぐっと近づく。堀江由衣さん、田村ゆかりさん、水樹奈々さんという2000年代以降の声優アーティスト御三家、平野綾さん、茅原実里さん、May'nさん、奥井雅美さん、JAM Project……といった豪華すぎる顔ぶれが、仮に今当時と同じ楽曲を歌ったとしても最高に盛り上がるだろう。茅原さんの「Paradise Lost」から栗林みな実(現・Minami)さんの「Precious Memories」なんてむしろ今年のアニサマでも見たいぐらいだ。進化を続けるアニサマだが、さいたまスーパーアリーナという会場を前提としたメジャーアニソンライブフェスとしての基盤は2009年にはほぼ固まったと言ってもいいのではないかと思う。

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manzo

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茅原実里

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栗林みな実

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水樹奈々×Suara

もうひとつふれておきたいのは、アニソン界に留まらない、外に向けたビッグアーティスト招聘の走りともいえるGACKTさんの参戦だろう。ゲーム「ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII」の主題歌であり、一度サビを聴いたら耳から離れないぐらい“強い”楽曲である「REDEMPTION」に加え、彼が2007年末に「機動戦士ガンダム」曲のカバーアルバム「0079-0088」を出したばかりというタイミングもよかった。「哀 戦士」は誰もが知るアニソンでありながら、GACKTさんの歌声と存在の過剰さ、ケレン味のようなものとがっちり噛みあって、独自の表現へと昇華されていた。

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GACKT

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大槻ケンヂと絶望少女達


コンテンツの経験の場としてのアニサマ
2009年のアニサマのアニソン史における意義を考えるうえで、2005年~2008年のアニサマアーリーデイズの出演者とセットリストを個人的に振り返ってみた。読者諸兄も、この連載シリーズで当時の空気を感じてもらえているのではないかと思う。そのうえで思ったのは、初期アニサマはアニソンシンガー、声優・アニソンアーティストという職業人を中心としたライブだったのだな、ということだ。

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angela

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ELISA

2018年のアニサマ出演者リストには、Aqours、Poppin’Party、アイドルマスター SideM、ウマ娘、アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ、妹S、ミルキィホームズといった作品発ユニットの名が踊る。さいたまスーパーアリーナに舞台を移す前の2005年~2007年頃とそれ以降のアニサマの出演者を見比べれば、かなり色が違うことを感じるはずだ。初期で言うと、2006年の「SOS団」、2008年の「可憐Girl's」、「THE IDOLM@STER」と数はまだ少ない。

2006年のレビューでもふれられているが、アニメ「魔法先生ネギま!」の放送開始が2005年1月。アーケードゲーム「アイドルマスター」が正式稼働したのが2005年7月(ゲームイベントなどでのステージライブは先行して行なわれていた)。声優がユニットとして楽曲をリリースし、ユニットとしてステージにも立つひとつの潮流が、アニサマ黎明期と時を同じくして本格化してきたのである。

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中川翔子

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桃井はるこ

作品発のユニットがアニサマに参加する流れの基点のひとつとなったのは、2008年の「中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER」であったことは疑いないだろう。声優名を個別に並べる表記からも、手探り感が伝わってくる。当時の「アイドルマスター」は作品単独ではパシフィコ横浜での周年ライブを経験し、驚異の新人・沼倉愛美や原由実が鮮烈なデビューを飾った頃だった。2度のアニサマ出演をきっかけとしてライブコンテンツとしてのアイマスが大きく変化し、進化し、その成果を観測できたのが2009年のアニサマだった。

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中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER

初期アイマス(2010年頃まで続く)にとってのライブとは「ゲームを買ってくれたファン(プロデューサー)へのファンサービス・交流の場」の色合いが強かった。これは当時の主要スタッフがメッセージとして発信していた言葉であり、筆者も何度となく記事にしてきた。その先に作品発ユニットとしてのアニサマ出演という快挙が実現したわけだが、個人的な印象として2008年のアニサマという場において、「アイドルマスター」が普段ホームのライブで見せていた魅力を十全に発揮できたか、と言えば、答えはNOだと思う。

キャストの選択という点において、アイマスを引っ張る存在だった中村さんと今井さん、突出した歌唱力を持つたかはしさん、キャラクター歌唱のスペシャリストである下田さんという構成は完璧だったと思う。難しかったのは、さいたまスーパーアリーナという巨大な箱に対応するノウハウがアイマスチーム側にまだ足りず、受け入れ側のアニサマもまた、初使用のさいたまスーパーアリーナという、手探りの環境の中でステージを構築していたことだろう。さいたまスーパーアリーナという巨大な箱で超満員のファンが全方位から歓声をぶつけた時、ステージの上と裏方に何が起こるのか、会場の音響環境がどうなるかはまだまだ未知だったのである。

この日のステージを見ていたのが、数多くのメジャーアーティストのコンサートを手がけた経験を持つ舞台監督・演出家の浅野豪孝さんだった。浅野さんは2008年、5pb.系のライブを契機に「アイドルマスター」と関わりを持つようになる。後年、浅野さんがこの日のアニサマに出演した「中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER」に関して「彼女たちを丸腰でステージに上げてはいけないと思った」という旨のことを話していたことが印象に残っている。

2009年に2度目のアニサマのステージに向かったアイマスガールズの前年とのいちばんの違いは、イヤモニ(イヤーモニター)を身につけていたことだろう。さいたまスーパーアリーナのような全周型の大会場で、複数人のボーカリストで構成されるユニットが正確に音を取るにはイヤモニが不可欠である、という今は常識となっている事実を、アイマスチームは経験で体得し、外部からノウハウを導入したのである。2009年のアニサマにはアイマス関連スタッフの錚々たる面々が会場入りし、万全の体制で彼女たちを送り出す決意がみなぎっていたのを覚えている。

2009年のアニサマでアイマスチームは、「中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER」による「THE IDOLM@STER」「キラメキラリ」「my song」という構成を選んだ。会場を爆発的に盛り上げるという1点において当時のアイマスが持つ最強戦力、高槻やよいの「キラメキラリ」でアニサマを、さいたまスーパーアリーナという怪物を突破するという強い意志を感じる構成だ。余談になるが、同日、アリーナ前のけやき広場のイベントで、沼倉愛美さんと原由実さんがアニサマの歴史に最初の一歩を刻んだのも覚えておきたい。

その後のアイマスが、そして多くのアイドル系作品が迎えたライブコンテンツとしての隆盛については語るまでもないだろう。数々の作品が、アニサマという場で巨大会場の環境を経験し、その光景を体感して、やがて作品単独でもアリーナクラス、ドームクラスへと羽ばたいていく。アニサマにはそんな得難い経験の場としての価値もあり、その嚆矢(こうし)となったのが2008年~2009年の「アイドルマスター」だった。その系譜は、「ラブライブ!」のμ‘s、Aqours、そして今年初参加となる虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。また「バンドリ!」のPoppin’Party、Roselia、「レビュースタァライト」のスタァライト九九組をはじめとするユニットへと脈々と受け継がれている。それは言わば、アニサマが育んだアニソン業界全体の財産のようなものである。アニサマ2009のライブ映像で彼女たちの耳元で光るイヤモニを見て、そんなことを考えた。
 
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(文/中里キリ)

【出演者】
・8月22日

彩音、ALI PROJECT、angela、石川智晶、いとうかなこ、ELISA、GRANRODEO、栗林みな実、下田麻美、JAM Project、茅原実里、初音ミク、ビートまりお (COOL&CREATE)、堀江由衣、manzo、宮野真守、May'n、桃井はるこ

<特別出演>
中川翔子

<スペシャルゲスト>
志倉千代丸

・8月23日
近江知永、大槻ケンヂと絶望少女達(野中藍、新谷良子、小林ゆう、沢城みゆき)、奥井雅美、GACKT、影山ヒロノブ、サイキックラバー、榊原ゆい、savage genius、Suara、田村ゆかり、中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER、平野綾、FictionJunction、飛蘭、水樹奈々、m.o.v.e、妖精帝國、米倉千尋

<スペシャルゲスト>
南里侑香

【セットリスト】
■8月22日

1.残酷な天使のテーゼ / 石川智晶、angela(アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP)
2.Spiral / angela(アニメ「アスラクライン」OP)
3.Shangri-La / angela(アニメ「蒼穹のファフナー」OP)
4.F.D.D / いとうかなこ(ゲーム「CHAOS;HEAD」OP)
5.追想のディスペア / いとうかなこ(ゲーム「ひぐらしのなく頃に絆第一巻・祟」OP)
6.愛のメディスン 〜アニサマバージョン〜 / 桃井はるこ(アニメ「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」OP)
7.WONDER MOMO-i 〜World tour version〜 / 桃井はるこ(ゲーム「太鼓の達人」シリーズ)
8.マイペース大王 / 桃井はるこ、manzo(アニメ「げんしけん」OP)
9.溝ノ口太陽族 / manzo(アニメ「天体戦士サンレッド」OP)
10.続・溝ノ口太陽族 / manzo(アニメ「天体戦士サンレッド(第二期)」OP)
11.Endless Tears... / 彩音(ゲーム「11eyes CrossOver」OP)
12.コンプレックス・イマージュ / 彩音(ゲーム「ひぐらしのなく頃に祭 〜澪尽し編〜」OP)
13.Wonder Wind / ELISA(アニメ「ハヤテのごとく!!」OP)
14.ebullient future -アニサマVer- / ELISA(アニメ「ef - a tale of melodies.」OP)
15.ココロ / 下田麻美
16.みくみくにしてあげる♪【してやんよ】 / 初音ミク
17.ブラック★ロックシューター / 初音ミク
18.Help me, ERINNNNNN!! / ビートまりお (COOL&CREATE)
19.tRANCE / GRANRODEO(アニメ「黒神 The Animation」OP)
20.modern strange cowboy / GRANRODEO(アニメ「NEEDLESS」OP)
21.メドレー / 堀江由衣
JET!!
バニラソルト(アニメ「とらドラ!」ED)
22.YAHHO!! / 堀江由衣(アニメ「かなめも」ED)
23.ハッピー☆マテリアル / 堀江由衣、茅原実里(アニメ「魔法先生ネギま!」OP)
24.First Pain / 石川智晶(アニメ「エレメントハンター」OP)
25.Prototype / 石川智晶(アニメ「機動戦士ガンダム00」ED)
26.J☆S/宮野真守(「カード学園」ED)
27.Discovery / 宮野真守(ゲーム「ふしぎ遊戯 朱雀異聞」OP)
28.キミシニタモウコトナカレ / May'n(アニメ「シャングリ・ラ」OP)
29.ダイアモンドクレバス / May'n(アニメ「マクロスF」ED)
30.ミラクル・アッパーWL / May'n、奥井雅美(「おんたま!」OP)
31.空色デイズ / 中川翔子(アニメ「天元突破グレンラガン」OP)
32.涙の種、笑顔の花 / 中川翔子(「劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇」テーマソング)
33.WHAT'S UP GUYS? / 栗林みな実、谷山紀章(アニメ「爆れつハンター」OP)
34.鬼帝の剣 / ALI PROJECT(アニメ「鉄のラインバレル」OP)
35.戦慄の子供たち / ALI PROJECT(アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜」OP)
36.地獄の門 / ALI PROJECT(アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜」ED)
37.Voyager train / 茅原実里(「アニソ〜ンぷらす」ED)
38.Tomorrow's chance / 茅原実里(「Run Run LAN!」OP)
39.Paradise Lost / 茅原実里(アニメ「喰霊―零―」OP)
40.Precious Memories / 栗林みな実(アニメ「君が望む永遠」OP)
41.涙の理由 / 栗林みな実(アニメ「School Days」ED)
42.sympathizer / 栗林みな実(アニメ「黒神 The Animation」OP)
43.Crest of "Z's" / JAM Project(ゲーム「スーパーロボット大戦Z」OP)
44.守護神-The guardian / JAM Project(アニメ「真マジンガー 衝撃! Z編 on television」OP)
45.レスキューファイアー / JAM Project(特撮ドラマ「トミカヒーロー レスキューファイアー」OP)
46.SKILL / JAM Project(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」OP)
47.RE:BRIDGE〜Return to oneself〜 / アニサマ2009出演アーティスト(中川翔子を除く)
アンコール
1.OUTRIDE / アニサマ2009出演アーティスト(中川翔子を除く)
2.RE:BRIDGE〜Return to oneself〜 / 出演者全員(中川翔子を除く)

■8月23日
1.メドレー / 水樹奈々、平野綾
DISCOTHEQUE(アニメ「ロザリオとバンパイア CAPU2」OP)
MonStAR(「アニたま」ED)
2.Super Driver / 平野綾(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」新OP)
3.Set me free / 平野綾(「Run Run LAN!」OP)
4.約束の場所へ / 米倉千尋(アニメ「カレイドスター」OP)
5.10 YEARS AFTER / 米倉千尋(アニメ「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」ED)
6.そして僕は… / 榊原ゆい(アニメ「PRISM ARK」OP)
7.恋の炎 / 榊原ゆい(アニメ「かのこん」ED)
8.霊喰い / 妖精帝國(アニメ「喰霊―零―」イメージソング)
9.last Moment / 妖精帝國(ゲーム「舞-HiME 運命の系統樹」挿入歌)
10.人として軸がぶれている / 大槻ケンヂと絶望少女達(アニメ「さよなら絶望先生」OP)
11.空想ルンバ / 大槻ケンヂと絶望少女達(アニメ「俗・さよなら絶望先生」OP)
12.林檎もぎれビーム! / 大槻ケンヂと絶望少女達(アニメ「懺・さよなら絶望先生」OP)
13.CHA-LA HEAD-CHA-LA / 影山ヒロノブ(アニメ「ドラゴンボールZ」OP)14.聖闘士神話-SOLDIER DREAM- / 影山ヒロノブ(アニメ「聖闘士星矢」OP)
15.Parallel Hearts / FictionJunction(PandoraHearts OP)
16.暁の車 / FictionJunction(アニメ「機動戦士ガンダムSEED」挿入歌)
17.nowhere / FictionJunction(アニメ「MADLAX」挿入歌)
18.Return to Love / 近江知永(アニメ「SoltyRei」ED)
19.Maze / savage genius feat.近江知永(アニメ「PandoraHearts」ED)
20.私をみつけて。 / savage genius(アニメ「PandoraHearts」ED)
21.Dark Side of the Light / 飛蘭(アニメ「喰霊-零-」挿入歌)
22.mind as Judgment / 飛蘭(アニメ「CANAAN」OP)
23.魂のルフラン / 飛蘭、奥井雅美(映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」主題歌)
24.LOVE SHIELD / 奥井雅美(ゲーム「恋する乙女と守護の楯〜The shield of AIGIS〜」OP)
25.舞い落ちる雪のように / Suara(アニメ「WHITE ALBUM」ED)
26.Free and Dream / Suara(アニメ「ティアーズ・トゥ・ティアラ」OP)
27.DANZEN!ふたりはプリキュア (ver.Max Heart) / 田村ゆかり、新谷良子(アニメ「ふたりはプリキュア Max Heart」OP)
28.LOST IN SPACE / サイキックラバー(アニメ「TYTANIA-タイタニア-」ED)
29.THE IDOLM@STER / 中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER
30.キラメキラリ / 中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER
31.my song / 中村繪里子・今井麻美・仁後真耶子 from THE IDOLM@STER
32.メドレー / m.o.v.e
Blazin' Beat(アニメ「頭文字D Second Stage」OP)
DOGFIGHT(アニメ「頭文字D Fourth Stage」第1期OP)
33.Gravity / m.o.v.e(らき☆すた 挿入歌)
34.チェルシーガール / 田村ゆかり(「汐留☆イベント部」2月ED )
35.Tomorrow / 田村ゆかり(ゲーム「グローランサー」OP)
36.Little Wish 〜first step〜 / 田村ゆかり(アニメ「魔法少女リリカルなのは」ED)
37.哀 戦士 / GACKT(ゲーム「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT」メインテーマ)
38.The Next Decade / GACKT(「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」テーマソング)
39.REDEMPTION / GACKT(ゲーム)ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII」テーマソング)
40.Gimmick Game / 水樹奈々、motsu(m.o.v.e)(「カード学園」OP)
41.深愛 / 水樹奈々、Suara(アニメ「WHITE ALBUM」OP)
42.悦楽カメリア / 水樹奈々(「笑撃!ワンフレーズ」ED)
43.Orchestral Fantasia / 水樹奈々(「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」POWER PLAY)
44.RE:BRIDGE〜Return to oneself〜 / アニサマ2009出演アーティスト(大槻ケンヂと絶望少女達、GACKTを除く)
アンコール
1.ONENESS / アニサマ2009出演アーティスト(大槻ケンヂと絶望少女達、GACKTを除く)
2.RE:BRIDGE〜Return to oneself〜 / 出演者全員(大槻ケンヂと絶望少女達、GACKTを除く)
 
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【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第6回「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」今後の10年を予感させるニューフェイスが、続々登場!
2019年06月22日 12:000
声優企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第6回「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」今後の10年を予感させるニューフェイスが、続々登場!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを振り返る、連載企画をスタート!
アニメソング大好きライターに、思い出や映像を振り返りつつ語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
第6回は、ますます多彩になっていくラインアップで、イベントそのものが大きく成長していった「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」をレビュー。前回に続き、当時、現場で取材にも参加していたライター・中里キリとともに振り返ってみよう。

Animelo Summer Live 2010 -evolution-
・開催日:2010年8月28日、29日
・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
・テーマソング:「evolution ~for beloved one〜」作詞:奥井雅美/作曲:栗林みな実/編曲:飯塚昌明

2010年という区切りの数字の年、アニサマは「evolution」(=進化)というテーマを掲げた。この年のアニサマは、白面を身に着けたダンサーたちによるダイナミックなパフォーマンスで幕を開けた。個人的に衝撃的だったのはそのあと、「レスキューファイアー」で登場したJAM Projectが、6人編成に見えたことだった。

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JAM Project、栗林みな実

JAM Projectは水木一郎さんによって結成され、2003年3月に影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、福山芳樹さん、松本梨香さん、きただにひろしさん、奥井雅美さんの6人体制になった。松本さんが2008年4月にJAM Projectとしての活動休止を発表して以降は、5人での活動が中心となっている。個人的な話で恐縮だが、自分のアニメ関連の初取材が2004年の「パンダーゼット THE ROBONIMATION」オープニングテーマ「VOYAGER」関連のイベントだった。レジェンドたちを前に明らかにガッチガチの自分に「カメラのフラッシュ光ってないけど大丈夫?」と笑いながら気を使ってくれたのが松本さんと奥井さんで、なんていい人たちなんだ…!と思ったのを覚えている。それもあって自分にとっては、やはり6人のJAM Projectへの思い入れが強かった。

よくよく目をこすってみれば、6人目の正体は栗林みな実さん(現・Minami)で、5人+1人のコラボステージだった。松本さん活動休止後のアニサマでのJAM Project+1の歌唱は2008年に美郷あきさんが参加した前例があったが、その時に歌ったのは「思い出はおっくせんまん!」。動画サイト色の強い楽曲で、アニサマならではの「お祭り」感をより強く感じた。それだけに「レスキューファイアー」というゴリッゴリのJAM曲で「6人」の姿が見えた時は本当に驚いた。だがアニサマのオープニングで、コラボという形でJAM Projectが歌うことを考えた時に、第1回から一緒にアニサマの世界を作り上げてきた栗林さんがそこにいるのはとても自然であるように感じた。

2010年というタイムスタンプは、あくまでも数字にすぎない。それでも自分は2010年のアニサマというものに、何か特別なものを感じずにはいられない。この年はfripSide、スフィア、ミルキィホームズが初めてアニサマのステージに立った年でもあるのだ。

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fripSide

JAM Projectと栗林みな実さんの「レスキューファイアー」という衝撃的なオープニングの次に登場するのが、初登場のfripSideという大胆な采配には驚くしかないが、「only my railgun」の歌い出しを、たっぷり間を持たせてリフレインさせることで燃え上がったテンションからいったん間を取りつつ、誰もが待ち望んだ曲が来るぞ、という期待感をふくらませる。曲中にはいったん曲が止まって「マギー一門スロット」が始まるという演出もあったのだが、これだけ演出に寄せてアレンジを効かせる耐性があるのはfripSideならではだろう(ステージにはマギー利博さん、マギー審司さん、マギー司郎さんが登場した)。初参加ということで緊張の色もある南條愛乃さんを、「とある科学の超電磁砲」のコスプレに身を包んだダンサーたちもバックアップ。このダンサーの中に、後に「アイカツ!」の歌唱担当ユニット「STAR☆ANIS」に参加し、現在は「Mia REGINA」のメンバーとして活躍している霧島若歌さんや、「でんぱ組.inc」の古川未鈴さんがいたという事実もまた、アニサマの物語の縦糸をよりしなやかにしてくれると思う。

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スフィア

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南里侑香

アニサマ初出演の初々しさとキラキラに満ちたスフィアが、はじまりの楽曲である「Future Stream」を歌い、彼女たちがまさにスーパー声優ユニットであることを世に知らしめた「Super Noisy Nova」を歌う。初出演のミルキィホームズが、たった1曲の、だが本当に特別なアニサマ初ライブを披露する。当時から見て、アニサマのこれからの10年を背負っていく新星が次々と登場するステージには、“次のミライ”の始まりを感じずにはいられない。そしてその同じライブにLiaさんがいて、米倉千尋さんがいて、KOTOKOさんがいて、田村直美さんがサプライズ登場する。桃井はるこさんが「21世紀」を歌う。歴史の積み重ねと交差がもたらすこの重厚さは、アニサマにしかない魅力ではないかと思う。

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KOTOKO

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いとうかなこ、志倉千代丸

そして、2010年のアニサマを振り返るうえで、Girls Dead Monster(以下、ガルデモ)という特異な存在について触れないわけにはいかないだろう。2010年4月に放送スタートしたアニメ「Angel Beats!」とともに走り出したガルデモは、2010年12月27日の「Girls Dead Monster Last Live -Final Operation」で活動を終えるという、あまりにも短く鮮烈な時間を駆け抜けた。そんな彼女たちがリアルタイムで参加した唯一のアニサマで、Liaさんが「Angel Beats!」のオープニングテーマ「My Soul, Your Beats!」を歌い、marinaさんが「Alchemy」を、LiSAさんが「Crow Song」を歌い、最後は3人が揃って「Brave Song」を歌う。

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Lia、Girls Dead Monster(LiSA,marina)

この流れは「Angel Beats!」とガルデモのたった一度のアニサマの物語として完成されていると同時に、LiSAさんという不世出のアーティストのアニサマにおける物語のはじまりでもある。まだ彼女がアニサマというステージを泳ぐことになれていない初々しさと、アニサマの観客の多くがまだLiSAという世界を完全には理解していない、ファーストコンタクトならではのコミュニケーションがそこにあった。
なお、「たった一度の」と書かせていただいたが、後に「アニサマ2016」のステージでガルデモはサプライズ的に復活を果たしている。コンテンツとしては一度クローズしてしまった作品も、楽曲をフックに復活することもある。これもまたアニサマという場ならではの、プレミアムな体験と言える。

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田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e

アニサマをきっかけに生まれた交流の結果生まれたコラボとして、田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.eの「You & Me」も触れておきたい。2009年のアニサマではmotsuさんの隣にいながらも、緊張でほとんど話せなかったという田村ゆかりさん。それがその後、異文化交流を深め、翌2010年のアニサマでは一緒にステージに立ってmotsuさんのラップとのコラボレーションを実現した。motsuさんは後に田村ゆかりさんの横浜アリーナライブにも登場するのだが、これもまた一流アーティストたちが年に一度集うアニサマという場があればこそ生まれたものだろう。

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nomico(のみこ)+Masayoshi Minoshima

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THE GOMBAND

探偵たちが初めて目にした光景
前年の記事ではイヤモニについて触れたが、今回注目したいのはサイリウム、ペンライトといった光ものだ。今ではアーティストによって、楽曲や曲中の特定のポイントで観客がペンライトの色変えをするのは当たり前の光景となっている。色変えの可能なライトが登場して以来、客席主体の色表現は格段に進化した。だが2010年の時点では、サイリウムは折って中の液体を反応させるケミカルタイプが主流だった。今に比べると、色変えには準備と職人芸的な手間と慣れが必要だったと思う。

当時のアニソンの世界でのサイリウムを考えるうえで外せないのは、水樹奈々さんの存在だろう。「ETERNAL BLAZE」で青い世界を作り、曲中にウルトラオレンジを一斉点灯させる鮮烈な体験で、サイリウムを使う楽しさを知った人も多いのではないだろうか。「ETERNAL BLAZE」が歌われる可能性に備えてその2色は用意するから、あまり色を意識しないステージでは青を振って、テンションの高まりに合わせてオレンジを光らせる人も多かったように思う。

この人と言えばこの色、とくれば、田村ゆかりさんのピンクを超えるものは後にも先にも現れないのではないか。「色変え」に関しては、「アイドルマスター」はかなり早い時点から行なっていた感覚だ。

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Crush Tears

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飛蘭

そのうえで、2010年のアニサマで注目したいのが、初出演のミルキィホームズのステージだ。その後彼女たちは2018年に卒業するまで何度も出場し、アニサマにとって欠かせない存在になっていく。だが、初めてアニサマの舞台に立ったミルキィホームズは公平に見て、この時はまだ何者でもなかったと言える。最年少の佐々木未来さんにいたっては、2010年2月のオーディションでエルキュール・バートン役に決まってわずか半年での大舞台だった。アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」が放送され、彼女たちが「正解はひとつ!じゃない!!」という名刺代わりの持ち歌を得るのは2010年10月のこと。アニサマで披露した「雨上がりのミライ」が主題歌であるゲーム「探偵オペラ ミルキィホームズ」が発売されるのは2010年12月まで待たなければならない。

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ミルキィホームズ

そんな、本当に「はじめまして」状態だった彼女たちがたった1曲の楽曲を披露したステージで、アニサマの超満員の観衆はピンクと、黄色と、青と、緑の光の海を彼女たちに見せてくれた。キャラクターカラーの探偵服という最高の自己紹介があったにせよ、散漫に流れ去ってもおかしくないステージを、彼らは「ようこそアニサマへ」という歓迎の光で出迎えたのである。個人的にアニサマの素晴らしい点として、どんなアーティストも分け隔てなく迎え入れる観客のあたたかさがあると思う。たとえ自分が詳しくないアーティストであっても、興味とリスペクトを持ってステージを盛り上げようとする、アウェイを作らない環境。

2018年にミルキィホームズが最後のアニサマに出演した際に会場を包んだ感動は、彼女たちとアニサマが積み重ねた歴史と物語がもたらした必然だったと思う。登場のタイミングも、大トリのJAM Projectの前という、この上ないものであったこともあるだろう。
だが2010年、大舞台に立つ彼女たちに初めての美しい光景を見せてくれたのは、アニサマという場を客席から形作るアニソンファンが持つ暖かさと好意だろう。多くの人々がミルキィホームズと出会い、ミルキィホームズが広い世界に出会った場所が、アニサマという“場”で本当によかったなと、思う。

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milktub
 
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ELISA

余談だが、「アニサマ2018」のMCでミルキィメンバーの徳井青空さんは、「アニサマはひとつの大きな有機体のような存在で、いろんなアーティストがバトンを繋いでいく」ということを語っていた。それはミルキィホームズだけでなく、さまざまな作品とかかわり、ユニットや個人名義などさまざまな形でアニサマのステージに立ってきた彼女たちの、偽りのない実感でもあるのだろう。その言葉が、「アニサマ2019」のテーマ「STORY」のヒントになっているとは、齋藤Pこと齋藤光二ゼネラルプロデューサーの弁だ。
彼女たちがアニサマでのパフォーマンスの果てにたどり着いた言葉は、アニサマの「テーマ」としてその歴史に、永遠に刻まれることになるのである。

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(文/中里キリ)

【出演者】
・8月28日

angela、石川智晶、いとうかなこ + 志倉千代丸、ELISA、Girls Dead Monster(LiSA、marina)、GRANRODEO、栗林みな実、THE GOMBAND、JAM Project、スフィア、高橋直純、南里侑香、nomico(のみこ) + Masayoshi Minoshima、fripSide、米倉千尋、Lia

<スペシャルゲスト>
マギー司郎、マギー審司、マギー利博、田村直美

・8月29日
彩音、ALI PROJECT、遠藤正明、奥井雅美、Crush Tears、サイキックラバー、田村ゆかり、茅原実里、飛蘭、水樹奈々、ミルキィホームズ、milktub、May'n、桃井はるこ

<スペシャルゲスト>
motsu、KOTOKO

【セットリスト】
■8月28日

1.レスキューファイアー / JAM Project、栗林みな実(特撮ドラマ「トミカヒーロー レスキューファイアー」OP)
2.only my railgun / fripSide(アニメ「とある科学の超電磁砲」OP)
3.LEVEL5-judgelight- / fripSide(アニメ「とある科学の超電磁砲」OP)
4.オルタナティヴ / angela(アニメ「アスラクライン2」OP)
5.Separation/ angela (アニメ「蒼穹のファフナー」ED)
6.蒼い春 / angela(アニメ「生徒会役員共」ED)
7.遠くまで〜infinity〜 / 高橋直純
8.クローバー / 高橋直純
9.月導-Tsukishirube- / 南里侑香(アニメ「おおかみかくし」ED)
10.雫 / 南里侑香(アニメ「.hack//Quantum」主題歌)
11.Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ- / ELISA(アニメ「とある科学の超電磁砲」ED)
12.Real Force / ELISA(アニメ「とある科学の超電磁砲」ED)
13.逆光 / 石川智晶(ゲーム「戦国BASARA3」ED)
14.涙腺 / 石川智晶(アニメ「戦国BASARA弐」挿入歌)
15.Find the blue / いとうかなこ、志倉千代丸(ゲーム「CHAOS;HEAD」OP)
16.スカイクラッドの観測者 / いとうかなこ、志倉千代丸(ゲーム「STEINS;GATE」OP)
17.Bad Apple!! / nomico(のみこ)+Masayoshi Minoshima
18.Braveheart / THE GOMBAND(アニメ「ブラック★ロックシューター」ED)
19.ブラック★ロックシューター / THE GOMBAND20.鳥の詩 / Lia(アニメ・ゲーム「AIR」主題歌)
21.My Soul,Your Beats! / Lia(アニメ「Angel Beats!」OP)
22.Alchemy / Girls Dead Monster(marina)(アニメ「Angel Beats!」挿入歌)
23.Crow Song / Girls Dead Monster(Lisa)(アニメ「Angel Beats!」挿入歌)
24.Brave Song / Lia、Girls Dead Monster(LiSA,marina)(アニメ「Angel Beats!」ED)
25.Butterfly Kiss / 米倉千尋(アニメ「RAVE」OP)
26.WILL / 米倉千尋(アニメ「仙界伝 封神演義」OP)
27.ゆずれない願い / 田村直美、米倉千尋(アニメ「魔法騎士レイアース」OP)
28.Crystal Energy / 栗林みな実(アニメ「舞-乙HiME」OP)
29.冥夜花伝廊 / 栗林みな実(アニメ「刀語」OP)
30.あんりある♥パラダイス / 栗林みな実(アニメ「けんぷファー」OP)
31.Now loading...SKY!! / スフィア(アニメ「あそびにいくヨ!」OP)
32.Super Noisy Nova / スフィア(アニメ「宙のまにまに」OP)
33.Future Stream / スフィア(アニメ「初恋限定。」OP)
34.欲望∞ / GRANRODEO(ゲーム「大和彼氏」OP)
35.ROSE HIP-BULLET / GRANRODEO(アニメ「咎狗の血」OP)
36.Once & Forever / GRANRODEO(ゲーム「マブラヴ オルタネイティヴサイドストーリー」OP)
37.MAXIMIZER / JAM Project(音楽番組「あにてれPresents アニソ〜ンぷらす」2010年6月度OP)
38.TRANSFORMERS EVO. / JAM Project(アニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」 OP)
39.HERO / JAM Project
40.GONG〜SKILL / JAM Project
アンコール
1.RE:BRIDGE〜Return to oneself〜 / アニサマ2010出演アーティスト
2.evolution 〜for beloved one〜 / 出演者全員

■8月29日

1.創聖のアクエリオン / 茅原実里、May'n(アニメ「創聖のアクエリオン」OP)
2.Paradise Lost / 茅原実里(アニメ「喰霊―零―」OP)
3.優しい忘却 / 茅原実里(映画「涼宮ハルヒの消失」主題歌)
4.Freedom Dreamer / 茅原実里(音楽番組「あにてれPresents アニソ〜ンぷらす」2010年7月度ED)
5.バカ・ゴー・ホーム / milktub(アニメ「バカとテストと召喚獣」ED)
6.Happy Go!! / milktub(ゲーム「エーデルワイス」ED)
7.Get Wild / サイキックラバー、milktub(アニメ「シティーハンター」ED)
8.超!最強!ウォーリアーズ / サイキックラバー(アニメ「爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア」OP)
9.侍戦隊シンケンジャー / サイキックラバー(特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」OP)
10.Astro Rider / Crush Tears
11.Communication Breakdown / Crush Tears(アニメ「爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア」ED)
12.SERIOUS-AGE / 飛蘭(アニメ「ブレイク ブレイド」ED)
13.戦場に咲いた一輪の花 / 飛蘭(ゲーム「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」OP)
14.Errand / 飛蘭(アニメ「聖痕のクェイサー」OP)
15.雨上がりのミライ / ミルキィホームズ(ゲーム「探偵オペラ ミルキィホームズ」OP)
16.恋華大乱 / 奥井雅美(アニメ「真・恋姫†無双 〜乙女大乱〜」OP)
17.Flower / 奥井雅美(アニぱら音楽館ED)
18.Arrival of Tears / 彩音(アニメ「11 eyes」OP)
19.Angelic bright / 彩音(ゲーム「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆」ED)
20.Northern lights / 彩音、飛蘭(アニメ「シャーマンキング」OP)
21.トンドルベイビー / 桃井はるこ(アニメ「あかほり外道アワーらぶげ」ED)
22.21世紀 / 桃井はるこ
23.勝利の女ネ申☆ / 桃井はるこ(ニコニコ動画サッカー特番イメージソング)
24.BELIEVE IN NEXUS / 遠藤正明(アニメ「遊☆戯☆王5D's」OP)
25.Carry On / 遠藤正明(ゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ」挿入歌)
26.薔薇獄乙女 / ALI PROJECT(アニメ「ローゼンメイデンオーベルテューレ」OP)
27.刀と鞘 / ALI PROJECT(アニメ「刀語」OP)
28.亂世エロイカ / ALI PROJECT(ゲーム「Fate/EXTRA
」テーマソング)
29.ユニバーサル・バニー / May'n(「劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」挿入歌)
30.愛は降る星のごとく / May'n(アニメ「最強武将伝 三国演義」ED)
31.Ready Go! / May'n(アニメ「オオカミさんと七人の仲間たち」OP)
32.おしえて A to Z / 田村ゆかり(アニメ「B型H系」OP)
33.Tiny Rainbow / 田村ゆかり(ゲーム「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-」ED)
34.fancy baby doll / 田村ゆかり
35.You & Me / 田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e(「カード学園」OP)
36.Shooting Star / KOTOKO(アニメ「おねがい☆ティーチャー」OP)
37.Loop-the-Loop / KOTOKO(アニメ「もっとTo LOVEる -とらぶる-」OP)
38.Re-sublimity / KOTOKO(アニメ「神無月の巫女」OP)
39.Don't be long / 水樹奈々(映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」挿入歌)
40.NEXT ARCADIA / 水樹奈々
41.PHANTOM MINDS / 水樹奈々(映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」主題歌)
42.UNCHAIN∞WORLD / 水樹奈々、奥井雅美(ゲーム「無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ」OP)
アンコール
1.Generation-A / アニサマ2010出演アーティスト
2.evolution 〜for beloved one〜 / 出演者全員
 
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【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第7回「Animelo Summer Live 2011 -rainbow-」震災を乗り越え、立ち上がる勇気を与えてくれたアニメソング!
2019年06月29日 11:000
声優企画記事アニソンアニサマ


【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第7回「Animelo Summer Live 2011 -rainbow-」震災を乗り越え、立ち上がる勇気を与えてくれたアニメソング!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを1年ごとにプレイバック!
当時のアニサマにも参加したアニメ、アニメソング大好きライターに、思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!
というわけで、第7回は未曾有の災害に日本全土が揺れた中で開催された「Animelo Summer Live 2011 -rainbow-」だ。
今回は、「アニサマ」会場でステージを目撃していたライター・佐伯敦史が、自身の体験と心境を交えつつ2日間を振り返る。


Animelo Summer Live 2011 -rainbow-
・開催日:2011年8月27日、8月28日
・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
・テーマソング:「rainbow」作詞・作曲:志倉千代丸/編曲:真下正樹


2011年は、日本という国にとって大きなターニングポイントとなった年であった。その理由は、「東日本大震災」である。

3月11日の昼下がり。文化放送12階にあるメディアプラスホールでは、「アニサマ2011」出演アーティストも出席する記者発表会が行なわれていた。現在はマスコミだけでなく一般観覧者も集めて行なわれるようになったアニサマの発表会だが、当時はまだメディア関係者のみが参加できたように記憶している。

個人的なエピソードを語ると、取材を終えた私は、当時勤めていた編集部への帰途で震災に遭遇した。ビルと道路の間に亀裂が入り、周囲の建物が大きく揺れる。とっさに頭を押さえ、落下物から身を守るように頭をかがめながら、「このまま死んでしまうんだろうな」といった諦念を覚えたことを記憶している。
結果的にその後、無事に編集部の人間と連絡を取ることに成功。とはいえ、職場は惨憺(さんたん)たる有様で、とてもじゃないが仕事をできるような状況ではなかった。幸い近所には大きな避難場所があったため、二次災害に対する安全はほぼ確保されていたのだが、それでも家族の安否が確認できるまでは本当に不安な時間を過ごしたものだ。
当然、「アニサマ2011」が開催されるのかどうかも不透明な状況となり、「この先エンタメ業界はどうなってしまうのだろう?」ともやもやした日々を送っていた。

しかしその後、予定通り「アニサマ2011」の開催が決定。けやきひろばステージでのミニイベントや
「アニサマウィーク」といった関連イベントは、当時の電力制限事情から実施は見送られたものの、ひとまず多くのアニメファンはひと安心したのではないだろうか。

この決定に至るまでに、関係各所で数え切れないほどの葛藤や話し合いが行われたことは想像に難くない。だが、さまざまな問題、課題を乗り越え「アニサマ2011」は開催された。「rainbow」というタイトルは、アニサマ初期からのテーマである「アーティストとファン、そしてアーティスト同士の架け橋になりたい」というメッセージや、7回目の「アニサマ」ということで「7色の虹」とかけてつけられたものだったと思われる。だが今振り返れば、非常に多くの思い、メッセージ、そして願いが込められた大きなタイトルになっていたのではないだろうか。

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ささきいさお

その象徴とも言えるのが、1日目に登場したささきいさおさん、水木一郎さんというアニソン界の2大レジェンドだ。
ささきいさおさんは「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」を、水木一郎さんは「マジンガーZ」「コン・バトラーVのテーマ」をそれぞれ披露。この2曲は、ともに愛する人や地球を守るために戦うヒーローたちを歌った、アニソン史に輝くマスターピースである。力強く歌い上げる2人の歌声は、傷つき、迷い、弱っていた人々の心を熱く鼓舞したことだろう。それは、アニメソングが持つプリミティブな力を、もっともわかりやすい形で我々に示してくれた瞬間でもあった。

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水木一郎

ステージから水木さんこと「アニキ」は、「日本を元気に、世界にアニソンを広げてください!」と観客に向けてエールを送った。観客も、多くは語らず、歌と生き様でアニソンの意義とパワーを示してくれた、両シンガーに誰もが大きな拍手と歓声を送り続けた。

そんな偉大なる先輩に対し、フレッシュな魅力で1日目の会場を盛り上げたのは、アニメソングの最先端を突っ走るニューフェイスたちだった。

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ULTRA-PRISM

桃井はるこさんやMOSAIC.WAVなどの楽曲制作に携わり、数多くのアニソン、ゲーソンを手がけた小池雅也アニキ、そしてコスプレイヤー出身のボーカル・月宮うさぎさんによる異色の新ユニット「ULTRA-PRISM」。アニメ「ゆるゆり」メインキャストによる「七森中☆ごらく部」や、初出演を果たした麻生夏子さんらが1日目の前半を彩った。

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七森中☆ごらく部

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麻生夏子

そして、動画配信サイト「ニコニコ動画」での投稿を中心にネットユーザーからの支持を集めて、知名度を上げてきた新世代のアーティスト・ヒャダインさんは、アニメ「日常」のOPテーマ「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」、「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」を、「第3回全日本アニソングランプリ」優勝者でもあるアニソンシンガー・佐咲紗花さんを迎え熱唱。

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ヒャダイン feat.佐咲紗花

そんな中、異色の出演アーティストがアイドルグループ「ももいろクローバーZ」だ。彼女たちは、水木一郎さんの「ゼェーット」コールをフィーチャーした「Z伝説~終わりなき革命~」を歌唱。最後に水木さんも登場し、会場全体で「ゼェーット」コールを合唱し大いに盛り上げてくれた。
これもまた、アニメソングが「アニソン村」から飛び出し、ポップカルチャーとして世間に浸透していること。そしてアニメソングの持つ力強さは、世代や音楽ジャンルすら超越することを証明してみせた好例と言えるだろう。
このように「アニサマ2011」1日目は、さまざまな出自、プロフィールを持つアーティストが集結し、新旧のアニソンを披露していった。それは過去から未来に向けて、アニメソングの大きな虹の橋がかかるイメージを想起させる。

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ももいろクローバーZ、水木一郎

そんな1日目のクライマックスに登場したのは「JAM Project」だ。メンバーのひとりである遠藤正明さんは、震災の大きな被害を被った街・宮城県石巻市出身である。彼は、被災地でチャリティーライブを行なった際に「アニサマ、絶対行くよ!」と言ってくれた多くのアニソンファンに感謝の気持ちを伝えつつ、「一緒に歌おう!」とオーディエンスに呼びかけ、「GONG」を大合唱。その歌声は、亡くなった人たちへの鎮魂歌でもあり、今日を生き、未来に希望を抱く人々たちへの応援歌のようにも聴こえた。

アニソンが持つ時代やジャンルを超越するパワー。そして未来に向けての希望を歌ったのが1日目だとするならば、2日目は「現状」を打破するアニソンの底力を示したセットリストだったように思える。

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RO-KYU-BU!

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宮野真守

アニメ「ロウきゅーぶ!」メインキャストによる「RO-KYU-BU!」、前年に引き続き登場の「ミルキィホームズ」といった作品発の声優ユニットを序盤に据えつつ、今回初登場の黒崎真音さん、宮野真守さん、いとうかなこさん、ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)、サプライズゲストのT.M.Revolution、特別出演のKalafinaなど、話題作、最新アニメの楽曲を歌う声優・アーティストが多数出演。2011年のアニソンシーンを代表する楽曲がさいたまスーパーアリーナを大きく揺らした。

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Kalafina

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堀江由衣

また、前年の田村ゆかりさん×MOTSUさんのコラボレーションに続き、「アニサマ2011」ではアニサマ発のスペシャルユニット「ALTIMA」が誕生した。fripSideのSAT(八木沼悟史)さん、m.o.v.eのMOTSU(motsu)さん、そしてMAON(黒崎真音)さんの3人によるこのユニットは、もともと「アニサマ2010」でMOTSUさんがSATさんを誘ったのが結成のきっかけだそうで、「アニサマ2011」のステージでサプライズ的にアニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」ED「I'll believe」がお披露目された。
ユニットはその後、2016年まで活動。ラストステージに「アニサマ2016」のステージを選ぶという、まさにアニサマから始まり、アニサマで終焉を迎えた忘れがたきユニットとなった。

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ALTIMA

そんな中、いろいろな意味で話題をさらったのが、ロックバンド「神聖かまってちゃん」とアニメ「電波女と青春男」のヒロイン・エリオを演じる大亀あすかさんによる異色のコラボユニット「エリオをかまってちゃん」のステージだろう。ボーカル&ギターの「の子」さんによる、ともすれば攻撃的ともいえる言動やエキセントリックなパフォーマンスで物議を醸すことも多い神聖かまってちゃんだが、そのいっぽうで彼らをテーマにしたドキュメント映画が制作されるなど、アーティスト、クリエイターたちから高い評価を得ていた。また、動画配信サービスやSNSを活用したプロモーションなどにも注目が集まっており、まさにネット時代の申し子と言える。

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エリオをかまってちゃん

そんな彼らのステージもまた衝撃的だった。の子さんはゴッドファーザーのテーマをバックに、アニメにも登場した改造自転車にまたがり、ふらふらとステージに登場。そして大亀さんが布団を体に巻いた「す巻き状態」で登場(作中でのエリオの正装)! ここまでアニメの世界観を忠実に再現したアーティストは、「アニサマ」史上彼らが最初かもしれない。さらにステージの様子は、の子さんが手にしたPCで全世界に配信されるなど、その破天荒なパフォーマンスは「アニサマ」に、そしてアニソン界に大きな爪痕を遺していった。

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水樹奈々、遠藤正明

そして2日目のラストを飾ったのは、水樹奈々さん。彼女は2日連続で出演したJAM Projectの遠藤正明さんとのコラボで「ETERNAL BLAZE」を披露した。水樹さんの、いやゼロ年代以降のアニメソングを代表するアンセムといってもよい1曲が、当代随一の声量を持つ遠藤さんとデュエットで歌われる。これもまた、アニメソングがつないだ奇跡のステージである。無数に立ち上る炎の柱と、ステージを埋めつくすウルトラオレンジのサイリウムの輝き。それは、まさに会場に集まったアニメソングを愛する人々の魂の輝きであった。
まるでステージと観客席の間に、大きなアニメソングの虹の橋がかかったような、そんな暖かさすら感じる光景に誰もが心を揺さぶられたことだろう。
 
Last edited:
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自粛ムードが漂う中あえて例年通りに、いや例年以上にドラマチックなステージを作りあげた「アニサマ」に心からの感謝と、賛辞を贈りたい。勇気ある決断を下し、ブレることなく作りあげられた「アニサマ2011」を見て、未来に向けて強く背中を押してもらった人も多かったことだろう。
かくいう私も、そのひとりである。こんな「今」だからこそ、エンターテインメントにできることがある。そんな心強いメッセージとエールを受け取った2日間であった。
(文/佐伯敦史)

【出演者】(敬称略)
・8月27日

アイドルマスター(中村繪里子・今井麻美・長谷川明子・原由実)、麻生夏子、ULTRA-PRISM、ELISA、佐咲紗花、JAM Project、田村ゆかり、茅原実里、七森中☆ごらく部、ヒャダイン、飛蘭、fripSide、BREAKERZ、May'n、ももいろクローバーZ

【サプライズゲスト】
ささきいさお、水木一郎、水樹奈々(JAM Projectとのセッション)、マギー利博、エスパー伊東

・8月28日
石川智晶、いとうかなこ + 志倉千代丸、エリオをかまってちゃん、GRANRODEO、栗林みな実、黒崎真音、JAM Project、ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)、堀江由衣、水樹奈々、宮野真守、ミルキィホームズ、RO-KYU-BU!

【特別出演】
Kalafina

【サプライズゲスト】
T.M.Revolution

【セットリスト】
■8月27日

1.メドレー / 田村ゆかり、茅原実里
Freedom Dreamer
惑星のランデブー
2.禁断のエリクシア / May'n(「劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」挿入歌)
3.もしも君が願うのなら / May'n(ゲーム「戦場のヴァルキュリア3」主題歌)
4.Scarlet Ballet / May'n(アニメ「緋弾のアリア」OP)
5.侵略ノススメ☆ / ULTRA-PRISM(アニメ「侵略!イカ娘」OP)
6.ゆりゆららららゆるゆり大事件 / 七森中☆ごらく部(アニメ「ゆるゆり」OP)
7.GO MY WAY!! / アイドルマスター(ゲーム「THE IDOLM@STER」挿入歌)
8.READY!! / アイドルマスター(アニメ「THE IDOLM@STER」OP)
9.エウレカベイビー / 麻生夏子(アニメ「バカとテストと召喚獣にっ!」ED)
10.メドレー / 麻生夏子
ダイヤモンドスター☆(アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」ED)
More-more LOVERS!!(アニメ「えむえむっ!」ED)
Perfect-area complete!(アニメ「バカとテストと召喚獣」OP)
11.メドレー / ヒャダイン feat.佐咲紗花
ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C(アニメ「日常」OP)
ヒャダインのじょーじょーゆーじょー(アニメ「日常」OP)
12.Zzz / 佐咲紗花(アニメ「日常」ED)
13.Last vision for last / 飛蘭(アニメ「百花繚乱 サムライガールズ」OP)
14.螺旋、或いは聖なる欲望。 / 飛蘭(アニメ「聖痕のクェイサーII」OP)
15.God only knows〜集積回路の夢旅人 / ELISA(アニメ「神のみぞ知るセカイ」OP)
16.熱帯夜Girls / 奥井雅美、飛蘭、麻生夏子
17.CLIMBER×CLIMBER / BREAKERZ(「カードファイト!! ヴァンガード」CMソング)
18.Everlasting Luv / BREAKERZ(アニメ「名探偵コナン」OP)
19.メドレー / fripSide
LEVEL5 judgelight
only my railgun
20.Heaven is a Place on Earth / fripSide(「劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」主題歌)
21.宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお(アニメ「宇宙戦艦ヤマト」OP)
22.銀河鉄道999 / ささきいさお(アニメ「銀河鉄道999」OP)
23.マジンガーZ / 水木一郎(アニメ「マジンガーZ」OP)
24.コン・バトラーVのテーマ / 水木一郎(アニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」OP)
25.Z伝説 〜終わりなき革命〜 / ももいろクローバーZ、水木一郎
26.メドレー / ももいろクローバーZ
ミライボウル(アニメ「ドラゴンクライシス!」ED)
ピンキージョーンズ(アニメ「ヨスガノソラ」ED)
27.Butter-Fly / 影山ヒロノブ、May'n(アニメ「デジモンアドベンチャー」OP)
28.Defection / 茅原実里
29.Planet patrol / 茅原実里
30.TERMINATED / 茅原実里(アニメ「境界線上のホライゾン」OP)
31.Beautiful Amulet / 田村ゆかり(アニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」ED)
32.Endless Story / 田村ゆかり(アニメ「C3 -シーキューブ-」OP)
33.LOVE ME NOW! / 田村ゆかり
34.MAXON / JAM Project(アニメ「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」OP)
35.VICTORY / JAM Project(ゲーム「スーパーロボット大戦MX」OP)
36.Rocks / JAM Project(ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」OP)
37.GONG〜SKILL / JAM Project、水樹奈々(SKILLのみ)
-アンコール-
1.rainbow / 出演者全員(BREAKERZ、ももいろクローバーZを除く)

■8月28日
1.メドレー / 堀江由衣、水樹奈々
ヒカリ(アニメ「いぬかみっ!」OP)
COSMIC LOVE(アニメ「ロザリオとバンパイア」OP)
2.Rumbling hearts / 栗林みな実
3.時すでに始まりを刻む / 栗林みな実(アニメ「刀語」第12話ED)
4.STRAIGHT JET / 栗林みな実(アニメ「IS 〈インフィニット・ストラトス〉」OP)
5.翼はPleasure Line / 栗林みな実、黒崎真音(アニメ「クロノクルセイド」OP)
6.Magic∞world / 黒崎真音(アニメ「とある魔術の禁書目録II」ED)
7.メモリーズ・ラスト / 黒崎真音(アニメ「とある魔術の禁書目録II」ED)
8.オルフェ / 宮野真守(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」OP)
9.BODY ROCK / 宮野真守
10.SHOOT! / RO-KYU-BU!(アニメ「ロウきゅーぶ!」OP)
11.Party Love~おっきくなりたい~ / RO-KYU-BU!(アニメ「ロウきゅーぶ!」ED)
12.正解はひとつ!じゃない!! / ミルキィホームズ(アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」OP)
13.雨上がりのミライ / ミルキィホームズ
14.Hacking to the Gate / いとうかなこ+志倉千代丸(アニメ「STEINS;GATE」OP)
15.刻司ル十二ノ盟約 / ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)(アニメ「STEINS;GATE」ED)
16.裏切りの夕焼け / 谷山紀章、宮野真守(アニメ「デュラララ!!」OP)
17.インモラリスト / 堀江由衣(アニメ「ドラゴンクライシス!」OP)
18.メドレー / 堀江由衣
PRESENTER(アニメ「DOG DAYS」ED)
YAHHO!!
20.もう何も怖くない、怖くはない / 石川智晶(「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」挿入歌)
21.不完全燃焼 / 石川智晶(アニメ「神様ドォルズ」OP)
22.NOAH / JAM Project(ゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」OP)
23.Vanguard / JAM Project(アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」OP)
24.レスキューファイアー / JAM Project
25.Os-宇宙人 / エリオをかまってちゃん(アニメ「電波女と青春男」OP)
26.コタツから眺める世界地図 / エリオをかまってちゃん
27.SUPERNOVA / GRANRODEO
28.アウトサイダー / GRANRODEO(特撮「キューティーハニー THE LIVE」挿入歌)
29.Go For It! / GRANRODEO(アニメ「IGPX」OP)
30.Magia / Kalafina(アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」ED)
31.sprinter / Kalafina(「劇場版 空の境界第五章 矛盾螺旋」ED)
32.I'll believe / ALTIMA(アニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」ED)
33.FLAGS / T.M.Revolution(「劇場版 戦国BASARA -The Last Party-」OP)
34.SWORD SUMMIT / T.M.Revolution(アニメ「戦国BASARA弐」OP)
35.ignited -イグナイテッド- / T.M.Revolution(アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」OP)
36.ETERNAL BLAZE / 水樹奈々、遠藤正明
37.UNBREAKABLE / 水樹奈々(ゲーム「アンチェインブレイズ レクス」OP)
38.純潔パラドックス / 水樹奈々(アニメ「BLOOD-C」ED)
39.SCARLET KNIGHT / 水樹奈々(アニメ「DOG DAYS」OP)
-アンコール-
1.rainbow / 出演者全員(Kalafinaを除く)
 
https://akiba-souken.com/article/40643/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第8回「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」無限の可能性に満ちた、2日間開催ラストイヤー

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第8回「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」無限の可能性に満ちた、2日間開催ラストイヤー!

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。




そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを1年ごとにプレイバック!

当時のアニサマにも参加したアニメ、アニメソング大好きライターに、思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!

というわけで、第8回は2日間開催のラストイヤーであり、多くの初出演メンバーが大きな可能性を示してくれた「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」だ!

今回は、両日とも現場でライブを目撃した千葉研一が担当する。

Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-

・開催日:2012年8月25日、26日
・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
・テーマソング:「INFINITY ~1000年の夢~」作詞:影山ヒロノブ・奥井雅美/作曲:織田哲郎/編曲:鈴木Daichi秀行


8回目を迎えた2012年のテーマは「INFINITY∞」。このテーマは田村ゆかりさんが前年の打ち上げで、8回目の「8」が無限大を表す「∞」に似ているから提案したという。きっかけはそんな些細なことだったかもしれないが、テーマに込められた「無限大の力」「無限大の可能性」という言葉。それこそが、2012年の「アニサマ」をまさに象徴していたと言える。

2012年を振り返ってみると、これ以前のすべての年で各日のトリを務め(全員歌唱を除く)、「アニサマ」の顔だったと言っても過言ではない2組のアーティスト――JAM Projectと水樹奈々さんが不参加だったことがあげられる。JAM Projectは「さらなるアニソン界の発展を願い、今回は新たなアーティストたちに引き継いでいこうと思います」と後進にエールを送った。
同時に意外だったトピックとしては、J-POPのヒットメーカーである織田哲郎さんがテーマソングを手がけるという新たな展開だ。

そんな中で開催された「アニサマ2012」はアニソン界に大きな可能性を提示した。

初日のトップバッターは田村ゆかりさんとMay’nさんのコラボという、いきなり夢のような組み合わせ。お互いの楽曲「おしえて A to Z」「Ready Go!」をメドレーで披露し、アニソンの祭典らしい豪華な幕開けとなった。

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川田まみ

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StylipS(石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂)

2番手以降に目を向けると、初出演のメンバーがずらり。これも2012年の「アニサマ」の特徴と言える。初日はコラボやサプライズを除いて、半分以上のアーティストが初登場という新鮮な顔ぶれ。出演順に列挙してみると、川田まみさん、Zwei、アフィリア・サーガ・イースト、ゆいかおり、StylipS、野水いおりさん、三澤紗千香さん、藍井エイルさん、春奈るなさん、PERSONA4 MUSIC BAND、鈴木このみさん。もっとも、川田さんはデビュー12年目にして初出演だったことに正直驚いたほどで、ギターを手に「JOINT」などの代表曲を披露したステージングは圧巻だった。

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三澤紗千香

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藍井エイル

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春奈るな

そして、藍井さんや春奈さんと同じく「特別出演」として、なんとLiSAさんも個人としてはこの年が初出演(アニサマのステージ自体には、2010年に「Girls Dead Monster」で出演している)。2010年代のアニソンシーンを間違いなく牽引したLiSAさんは、初日後半のトップバッターとして「oath sign」「crossing field」で圧巻のパフォーマンスを見せて、観客全員を惹きこんでいた。

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LiSA

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AKINO with bless4&いとうかなこ

もちろん、これまで出演経験のあるメンバーも両日通して存在感抜群。初日では南里侑香さんがバイオリン奏者とともに美声を響かせれば、ピンクのハイレグ姿の岡本夏生さんと一緒にバブリーなステージを繰り広げたALTIMA、ステージを這いつくばって「凶夢伝染」を披露したALI PROJECTなど、演出面もアーティストによってさまざま。2日目も堀江由衣さんや初音ミク、デビュー10周年を迎えた石川智晶さんなど色とりどりのステージが繰り広げられた。

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ST☆RISH(寺島拓篤、鈴村健一、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、下野紘)

その2日目の注目ポイントは、喜多村英梨さん、Rayさん、小松未可子さんといった初出演組もさることながら、やはり人気男性声優が多数出演したことだろう。まずは、ST☆RISH(寺島拓篤さん、鈴村健一さん、谷山紀章さん、宮野真守さん、諏訪部順一さん、下野紘さん)がオープニングで「マジLOVE1000%」などを披露してぶち上げると、鈴村さんや宮野さんはソロアーティストとして、谷山さんはGRANRODEOとしてもステージに。さらに、真っ白なスーツで決めた小野大輔さんは、ダンディ&セクシーなダンスと歌声でみんなを魅了。

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鈴村健一

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小野大輔

そして、あの9人のスクールアイドルが初出演したことも忘れてはならない。この時は「μ's from ラブライブ!」という名前での出演であり、まだTVアニメ放送前(TVアニメ第1期は2013年1月から放送)のため、現在の状況を想像できなかった人も多いと思う。しかし、映像をバックにダンスを完全再現した「夏色えがおで1,2,Jump!」のパフォーマンスは目を見張る迫力で、「ラブライブ!」というコンテンツの魅力やメンバーのがんばりを存分に感じさせ、その後の大躍進へと繋がる貴重なアピールの場となった。

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μ's from ラブライブ!(新田恵海、南條愛乃、内田彩、三森すずこ、飯田里穂、Pile、楠田亜衣奈、久保ユリカ、徳井青空)

ST☆RISHやμ’s以外にも、アニメなどの作品から生まれたユニットが多数登場したのも印象的だ。ミルキィホームズ、七森中☆ごらく部、後ろから這いより隊Gと、それぞれが個性あふれるステージを披露。ソロアーティストとしての出演も含め、男女問わず声優の活躍が一段と目立っていた。

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後ろから這いより隊G(阿澄佳奈、松来未祐、大坪由佳)

また、この年もビッグネームが何組もゲストとして登場。初日のサプライズゲストは森口博子さん。「機動戦士ガンダム」シリーズの名曲を披露した森口さんは、感無量の表情でアニソンへの感謝の気持ちを語っていた。今でこそフェスや番組等で森口さんの歌を聴く機会は増えたが、この日歌ってくれたことに大変感動したことを覚えている。

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森口博子

2日目には今回のテーマソングを作曲した織田哲郎さんが登場して、黒崎真音さん、Rayさん、小松未可子さんとのコラボで「DAN DAN 心魅かれてく」を披露。さらに、TETSU名義で歌った「装甲騎兵ボトムズ」のOP主題歌「炎のさだめ」のリアレンジバージョンまで歌唱。TETSUとして人前で歌うのは初めてだったとのことで、「アニサマ」だから実現した貴重な瞬間だ。

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上杉昇、織田哲郎
 
さらにさらに、WANDSのボーカリストであった上杉昇さんを呼び込み、2人で「世界が終るまでは…」を熱唱。2人でステージに立つのも初という、本当に初めて尽くしのステージに。観客もまさかのサプライズ&楽曲披露に大歓声で、一緒に口ずさむ人も多かった。貴重という意味では「アニサマ」史上でも屈指のコラボで、海外でも話題となった。

そして、冒頭でも触れた注目のトリを務めたのは、初日が田村ゆかりさん、2日目は茅原実里さんだった。田村さんが一瞬で自身の世界観へともっていく魅力は、もはや説明する必要もないほど。「微笑みのプルマージュ」でのやさしさ、「滑空の果てのイノセント」の熱さと表情も変え、初日ラストはmotsuさんを呼び込んで「You & Me」。会場が一体となっての熱気はあの日、あのステージを目撃した人だけのプレミアムな思い出だ。

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茅原実里

2日目の茅原さんも負けてはいない。「境界線のホライゾン」のOP主題歌「ZONE//ALONE」「TERMINATED」を連続で披露する激アツなパフォーマンスで、これでもかと攻める。本人が語っていたように「アニサマ」から生まれる無限大の力を込めて、最後は「Paradise Lost」を熱唱。2012年のアニサマ本編を見事に締めくくっていた。

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翌年からは、3日間開催となった「アニサマ」。2日間開催のラストイヤーがこれだけ新鮮な顔ぶれで、しかも今思えばすごいメンバーの初陣となったことは大きなマイルストーンであり、「無限の可能性」を示してくれた年だったと言えるだろう。

(文/千葉研一)

【出演者】
・8月25日

AKINO with bless4、アフィリア・サーガ・イースト、ALI PROJECT、ALTIMA、いとうかなこ×志倉千代丸-科学アドベンチャーユニット-、川田まみ、鈴木このみ、StylipS、田村ゆかり、Zwei、南里侑香、野水いおり、PERSONA4 MUSIC BAND、三澤紗千香、May'n、ゆいかおり

<特別出演>
藍井エイル、春奈るな、LiSA

<サプライズゲスト>
森口博子、岡本夏生

・8月26日
石川智晶、後ろから這いより隊G、小野大輔、喜多村英梨、GRANRODEO、栗林みな実、黒崎真音、小松未可子、鈴村健一、ST☆RISH、茅原実里、七森中☆ごらく部、初音ミク、堀江由衣、μ's from ラブライブ!、ミルキィホームズ、宮野真守、Ray

<サプライズゲスト>
上杉昇、織田哲郎

【セットリスト】
■8月25日

1.メドレー / 田村ゆかり&May'n
おしえて A to Z(アニメ「B型H系」OP)
Ready Go!(アニメ「オオカミさんと七人の仲間たち」OP)
2.JOINT(アニメ「灼眼のシャナII」OP) / 川田まみ
3.Borderland(アニメ「ヨルムンガンド」OP) / 川田まみ
4.No buts! (アニメ「とある魔術の禁書目録II」OP) / 川田まみ
5.スカイクラッドの観測者(ゲーム「STEINS;GATE」OP) / いとうかなこ×志倉千代丸-科学アドベンチャーユニット-
6.Hacking to the Gate(アニメ「STEINS;GATE」OP) / いとうかなこ×志倉千代丸-科学アドベンチャーユニット-
7.拡張プレイス(ゲーム「ROBOTICS;NOTES」OP)/ Zwei
8.La*La*Laラボリューション(ゲーム「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」OP) / アフィリア・サーガ・イースト
9.メドレー / ゆいかおり
PUPPY LOVE!!
Our Steady Boy (アニメ「kiss×sis」ED)
10.メドレー / StylipS
Choose me♡ダーリン(アニメ「この中に1人、妹がいる!」OP)
STUDY×STUDY(アニメ「ハイスクールD×D」ED)
MIRACLE RUSH(アニメ「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」OP)
11.魔・カ・セ・テ Tonight(アニメ「これはゾンビですか?」OP) / 野水いおり
12.*** パショナート(アニメ「これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド」OP)/ 野水いおり
13.輝跡 -kiseki-(アニメ「セイクリッドセブン」ED) / 南里侑香
14.LIVE ON! (オンラインゲーム「ARK FRONTIER -時空漂流-」テーマソング)/ 南里侑香
15.ユナイト(アニメ「アクセル・ワールド」ED) / 三澤紗千香
16.MEMORIA(アニメ「Fate/Zero 1stシーズン」ED) / 藍井エイル
17.空は高く風は歌う(アニメ「Fate/Zero 2ndシーズン」ED) / 春奈るな
18.key plus words(ゲーム「Persona4 the ANIMATION」OP) / PERSONA4 MUSIC BAND(平田志穂子 feat. 川村ゆみ)
19.Beauty of Destiny(ゲーム「Persona4 the ANIMATION」ED) / PERSONA4 MUSIC BAND(平田志穂子 feat. Lotus Juice)
20.CHOIR JAIL(アニメ「黄昏乙女×アムネジア」OP) / 鈴木このみ
21.ブルーウォーター(アニメ「ふしぎの海のナディア」OP) / 鈴木このみ&野水いおり&三澤紗千香
22.水の星へ愛を込めて(アニメ「機動戦士Ζガンダム」OP) / 森口博子
23.ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~(映画「機動戦士ガンダムF91」テーマソング) / 森口博子
24.oath sign(アニメ「Fate/Zero 1stシーズン」OP) / LiSA
25.crossing field(アニメ「ソードアート・オンライン」OP) / LiSA
26.Burst The Gravity(アニメ「アクセル・ワールド」OP) / ALTIMA
27.メドレー / ALTIMA
I'll believe(アニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」ED)
One(アニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」ED)
28.凶夢伝染(アニメ「Another」OP) / ALI PROJECT
29.月蝕グランギニョル(アニメ「AVENGER」OP) / ALI PROJECT
30.ピアニィ・ピンク(アニメ「CLAMP学園探偵団」OP) / ALI PROJECT
31.パラドキシカルZOO (アニメ「アクエリオンEVOL」OP)/ AKINO with bless4
32.君の神話~アクエリオン第二章(アニメ「アクエリオンEVOL」OP) / AKINO with bless4
33.創聖のアクエリオン(アニメ「創聖のアクエリオン」OP) / AKINO with bless4&いとうかなこ
34.Brain Diver(アニメ「ファイ・ブレイン 神のパズル」OP) / May'n
35.Mr.Super Future Star (アニメ「エクストルーパーズ」主題歌)/ May'n
36.ダイアモンド クレバス(アニメ「マクロスF」ED) / May'n
37.Chase the world(アニメ「アクセル・ワールド」OP) / May'n
38.微笑みのプルマージュ(アニメ「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」ED) / 田村ゆかり
39.滑空の果てのイノセント(ゲーム「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-」ED) / 田村ゆかり
40.Endless Story(アニメ「C3 -シーキューブ-」OP) / 田村ゆかり
41.You & me / 田村ゆかり&motsu
-アンコール-
1.INFINITY 〜1000年の夢〜 / 出演者全員(特別出演者と森口博子を除く)

■8月26日
1.マジLOVE1000%(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」ED) / ST☆RISH
2.未来地図(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」挿入歌) / ST☆RISH
3.メドレー / 堀江由衣
YAHHO!!(アニメ「かなめも」ED)
夏の約束 (アニメ「DOG DAYS'」ED)
4.CHILDISH♥LOVE♥WORLD / 堀江由衣
5.ナゾ! ナゾ? Happiness!! (アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕」OP) / ミルキィホームズ
6.正解はひとつ!じゃない!! (アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」OP) / ミルキィホームズ
7.マイペースでいきましょう(アニメ「ゆるゆり」ED) / 七森中☆ごらく部
8.いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪(アニメ「ゆるゆり♪♪」OP) / 七森中☆ごらく部
9.メドレー / 七森中☆ごらく部 & ミルキィホームズ
ゆりゆららららゆるゆり大事件(アニメ「ゆるゆり」OP)
雨上がりのミライ(ゲーム「探偵オペラ ミルキィホームズ」OP)
10.Happy Girl(アニメ「パパのいうことを聞きなさい!」OP) / 喜多村英梨
11.re;story / 喜多村英梨
12.DELIGHT / 小野大輔
13.熱烈ANSWER (アニメ「バトルスピリッツ ブレイヴ」ED)/ 小野大輔
14.あすなろ(アニメ「神様のメモ帳」ED) / 鈴村健一
15.Messenger / 鈴村健一
16.アンインストール(アニメ「ぼくらの」OP) / 石川智晶&茅原実里
17.signs ~朔月一夜~(アニメ「トータル・イクリプス」ED)/ 栗林みな実
18.君の中の英雄(アニメ「機動戦士ガンダムAGE」ED) / 栗林みな実
19.HAPPY CRAZY BOX(アニメ「めだかボックス」OP) / 栗林みな実
20.sign (アニメ「あの夏で待ってる」OP)/ Ray
21.Black Holy(アニメ「モーレツ宇宙海賊」イメージソング&ゲストED) / 小松未可子
22.DAN DAN 心魅かれてく(アニメ「ドラゴンボールGT」OP) / 織田哲郎&黒崎真音&Ray&小松未可子
23.炎のさだめ(アニメ「装甲騎兵ボトムズ」OP) / TETSU
24.世界が終るまでは…(アニメ「SLAM DUNK」ED) / 織田哲郎&上杉昇
25.ワールドイズマイン / 初音ミク
26.Tell Your World / 初音ミク
27.太陽曰く燃えよカオス(アニメ「這いよれ! ニャル子さん」OP) / 後ろから這いより隊G
28.夏色えがおで1,2,Jump! / μ's from ラブライブ!
29.YOU GET TO BURNING(アニメ「機動戦艦ナデシコ」OP) / 栗林みな実&喜多村英梨
30.黎鳴-reimei-(アニメ「薄桜鬼 黎明録」OP) / 黒崎真音
31.Magic∞World(アニメ「とある魔術の禁書目録II」ED)/ 黒崎真音
32.DREAM FIGHTER (特撮「ウルトラマン列伝」OP)/ 宮野真守
33.オルフェ(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」OP)/ 宮野真守
34.The Giving Tree(ゲーム「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」主題歌) / 石川智晶
35.あんなに一緒だったのに(アニメ「機動戦士ガンダムSEED」ED) / 石川智晶
36.Can Do(アニメ「黒子のバスケ」OP) / GRANRODEO
37.RIMFIRE(アニメ「黒子のバスケ」OP) / GRANRODEO
38.シャニムニ / GRANRODEO
39.ZONE//ALONE(アニメ「境界線上のホライゾンII」OP) / 茅原実里
40.TERMINATED(アニメ「境界線上のホライゾン」OP)/ 茅原実里
41.SELF PRODUCER(アニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」OP) / 茅原実里
42.Paradise Lost(アニメ「喰霊―零―」OP) / 茅原実里
-アンコール-
1.INFINITY 〜1000年の夢〜 / 出演者全員(上杉昇、初音ミク、ST☆RISHの寺島拓篤、諏訪部順一、下野紘を除く)
 
https://akiba-souken.com/article/40717/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第9回「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」初の3日間開催! 超世代コラボや驚きのゲスト、声優たちが新時代へと導く!
2019年07月13日 12:00

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第9回「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」初の3日間開催! 超世代コラボや驚きのゲスト、声優たちが新時代へと導く!


アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。







そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを1年ごとにプレイバック!



当時のアニサマにも参加したアニメ、アニメソング大好きライターに、思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!



というわけで、第9回は初の3日間開催となり、新たな時代の流れを感じた「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」だ!



今回も、3日間すべて現場でライブを目撃した千葉研一が担当する。





Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-

・開催日:2013年8月23日、24日、25日

・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)

・テーマソング:「The Galaxy Express 999」作詞:奈良橋陽子・山川啓介/作曲:タケカワユキヒデ、編曲:佐久間正英



2005年にスタートした「アニサマ」。1日開催(2005年〜2007年)、2日間開催(2008年~2012年)を経て2013年は初めて3日間開催となり、出演アーティスト数、曲数ともにさらに増加。2012年がアーティスト総勢40組78名で86曲(特別出演やゲスト含む。メドレーは1曲でカウント、テーマソングは各日でカウント)だったのに対し、2013年は62組134名で128曲。観客動員数も合計81,000人と過去最高を記録した。



そんな「アニサマ2013」のテーマは「FLAG NINE」。新たな展開を示す合図(フラグ)という意味が込められているそうで、アニソンシーンの旗振り役であり、アニソンフェスのトップランナーでもある「アニサマ」らしいテーマだ。また、テーマソングは「The Galaxy Express 999」。誰もが知っているアニソンの名曲を、日本の音楽シーンを創ってきた偉大な音楽プロデューサー・佐久間正英氏がアレンジ。既存曲をアレンジした楽曲がテーマソングとなったのは初めてのこと。



3日間開催になったことでとらえ方によっては各日の特色や個性がより出るようになったことが印象的だ。ボリュームだけではなく多様な組み合わせによる意外な化学変化や、ここでしか見られないステージが展開されたことは言うまでもない。



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アイドルマスター シンデレラガールズ


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ZAQ


ライブ初日、オープニングの茅原実里さんと宝野アリカさんという「歌手×作詞提供アーティスト」コラボに続いて登場したのは、2011年以来2年ぶりとなる“週末ヒロイン”こと、ガールズユニット・ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)。彼女たちのステージは常に全力でサービス満点、「ムーンライト伝説」など3曲披露してみんなを楽しませていく。ももクロが時計を気にしながらステージを後にすると、スクリーンの時計の針が12時になり、今度は作品から飛び出したアイドルマスター シンデレラガールズの出番だ。その後テーマソングを手がけることとなる初出演のZAQさんらに続いて、中川翔子さんや、大人気作品「ラブライブ!」に登場するμ’sもそれぞれの魅力あふれるパフォーマンスを見せる。μ’sの完成度は初出演だった昨年を一段と上回っており、アニメとのシンクロが半端ない。



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μ's


驚きだったのは、中川翔子さんが「ペガサス幻想 ver.Ω」でサプライズのNoBさんとコラボ。NoBさんはオリジナルの「ペガサス幻想」を歌ったMAKE-UPのボーカリストであり、新旧の小宇宙(コスモ)が合わさる夢のような時間になった。



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NoB


直後には、ももクロが串田アキラさんとのコラボで「キン肉マンGo Fight!」を披露。しかも、センターステージはリングに早変わり、「Spinning Toe-Hold」に乗ってリングインしたのは串田さんとももクロ超人たち。キン肉マン世代からすればその姿だけでも大歓喜なのに、プロレスパフォーマンスまで見せるエンターテイナーぶりは本当にすごい。NoBさんや串田さんは2人とも「アニサマ」初出演だったが、ソロステージでもパワフルな声を響かせて観客を特撮ソングでトリコにしていた。



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串田アキラ & ももいろクローバーZ


他にも初出演のメンバーがいる中で、圧巻だったのは前半のトリを務めたFLOW。気合の声をあげると「DAYS」「CHA-LA HEAD-CHA-LA」「GO!!!」と怒涛のステージ。なによりもすごさを感じたのは、観客を乗せ、会場を一体にする腕力溢れるパフォーマンスだ。本人たちは「アニサマやべぇ」と口にしていたが、「FLOWマジでやべぇ」とみんな思ったことだろう。



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FLOW


さらに、アニソンアーティストたちも熱いステージを展開。妖しい「ローゼンメイデン」の世界へ誘ったALI PROJECTや、「マクロス」30周年のこの年に響かせたMay'nさんの「射手座☆午後九時Don't be late」は、心に強烈に突き刺さるものだった。



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中島愛


2日目も各アーティストが序盤から会場を盛り上げる。中島 愛さんは意外にも「アニサマ」初出演。今思えば、音楽活動休止前に出演した貴重なステージであり、デビュー5年の気持ちを込めて「ありがとう」を歌うその目には涙が浮かんでいた。



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山本正之 & 七森中☆ごらく部


先ほど述べた世代を超越したコラボは、2日目でも印象的なシーンのひとつ。あの山本正之さんがついに「アニサマ」に登場し、七森中☆ごらく部やアフィリア・サーガと「逆転イッパツマン」「ヤッターマンの歌」を歌って、みんなでヤッターマンのポーズをした光景はとても感慨深い。



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土屋アンナ


「アニサマ2013」最大の驚きとして、2日目の土屋アンナさんがサプライズとして登場したことを挙げる人も多いのではないだろうか。個人的にも、正直目を疑ったほどだ。会場にどよめきが起こる中、「rose」と「Switch On!」を歌う姿はめちゃくちゃ格好よくて、一気に引き込まれたことを覚えている。アニソンには壁などなく素晴らしいものだと改めて思わせてくれた。そこからLiSAさん、GRANRODEOという怒涛のラストスパートはまさに激アツだった。



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あいうらぶ


さて、2日目での超個人的なポイントをあげるなら、カニの被り物がインパクト大だった、「あいう♥らぶ」も見逃せない。ちょっぴりシュールで楽しいステージ自体に加えて、注目はキャストの中島唯さん、飯田友子さん、田村奈央さん。この作品がデビュー作かつTVアニメの初メイン役であった3人は、現在「Tokyo 7th シスターズ」や「アイドルマスター」シリーズ、「HUGっと!プリキュア」などでも活躍しており、そういう意味でも貴重なステージなのだ。ちなみに、前述の「シンデレラガールズ」だけでなく、2日目には「アイドルマスター ミリオンスターズ」も「アニサマ」初登場を果たし、確かな存在感を示していた。


「アニサマ」はアニメから生まれた声優ユニットや、新人アーティストも数多く迎え入れるため、改めて振り返ってみると実はすごい人が出演していた、といった発見もあるのが面白い。たとえば、この年アーティスト活動を開始し、「アニサマ」初出演で自身の世界を遺憾なく発揮した上坂すみれさんなども、印象深いひとりと言える。



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OLDCODEX


また、これも3日間開催の効果として久しぶりの方も多く、第1回の「アニサマ2005」に出演した鈴木達央さんはOLDCODEXとして出演。fripSideも2年前の約束を果たすために舞い戻ってきた。angelaが10年前にさいたまスーパーアリーナの外にある「けやき広場」で歌っていたエピソードも胸が熱くなるものだった。



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i☆Ris


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petit milady


ライブ3日目は、アニソンシーンにおいて、作品ユニットだけでなく、ソロアーティストとしてデビューする声優が増えたトレンドを反映し、声優アーティストが強いラインアップだった。3日目の出演者だけでも、竹達彩奈さん、i☆Ris、petit milady、日笠陽子さんが初出演し、小倉唯さんもソロとしては初の登場となった。



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水樹奈々、宮野真守
 
オープニングから水樹奈々さんと宮野真守さんという超豪華コラボが実現。歌唱力抜群の2人が「オルフェ」と「SCARLET KNIGHT」をメドレーで歌うのは圧巻だ。そこからさまざまな声優アーティストたちのステージが次々と展開。そのパフォーマンスはクオリティが高く、個性と表現力を兼ね備えた魅力を存分にみせてくれた。



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富永TOMMY弘明


そんな中、実力派シンガーであるいとうかなこさんに続いて、前半のトリを務めたのは、並外れた歌唱力と声量を持つ富永TOMMY弘明さんと、サプライズのCodaさん。「ジョジョ ~その血の運命~」と「BLOODY STREAM」のJOJOコンボは熱すぎる、そこにシビれる!という瞬間だった。



最終日の終盤にかけては宮野真守さん、スフィア、田村ゆかりさん、水樹奈々さんという、並びを見るだけで戦慄するほどの強烈さ。昨年は出演しなかった水樹さんも、大トリで「Synchrogazer」など4曲を名実ともにアニソン界のトップアーティストとしてのパフォーマンスを披露して、初の3日間開催を締めくくっていた。



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翌年に10周年を控えた2013年は、初の3日間開催という挑戦を行い、アニメソングの懐の広さや新たな時代と可能性のフラッグを打ち立てたのだった。



(文/千葉研一)





【出演者】

・8月23日


earthmind、アイドルマスターシンデレラガールズ、ALI PROJECT、串田アキラ、ZAQ、鈴木このみ、茅原実里、ChouCho、中川翔子、nano.RIPE、藤田麻衣子、FLOW、三澤紗千香、ミルキィホームズ、μ's、May'n、ももいろクローバーZ、Ray



<サプライズアーティスト>

NoB、ふとし from キバオブアキバ(鈴木このみステージ)



・8月24日

あいう♥らぶ、アイドルマスターミリオンスターズ(中村繪里子・今井麻美・若林直美・沼倉愛美・山崎はるか・田所あずさ)、藍井エイル、アフィリア・サーガ、angela、上坂すみれ、OLDCODEX、栗林みな実、GRANRODEO、Gero、サイキックラバー、T-Pistonz+KMC、Zwei、中島愛、七森中☆ごらく部、春奈るな、fripSide、山本正之、LiSA



<サプライズアーティスト>

motsu(fripSideステージ)、土屋アンナ



・8月25日

i☆Ris、いとうかなこ、後ろから這いより隊G、小倉唯、喜多村英梨、黒崎真音、小松未可子、鈴村健一、ST☆RISH、スフィア、竹達彩奈、田村ゆかり、富永TOMMY弘明、南里侑香、野水いおり、日笠陽子、petit milady、水樹奈々、宮野真守、ゆいかおり



<サプライズアーティスト>

Coda



【セットリスト】

■8月23日


1.Celestial Diva / 茅原実里 & 宝野アリカ(ゲーム「ケイオスリングスII」テーマソング)

2.ムーンライト伝説 / ももいろクローバーZ(アニメ「美少女戦士セーラームーン」OP)

3.サラバ、愛しき悲しみたちよ / ももいろクローバーZ(テレビドラマ「悪夢ちゃん」ED)

4.猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 / ももいろクローバーZ(アニメ「モーレツ宇宙海賊」OP)

5.お願い! シンデレラ / アイドルマスターシンデレラガールズ(ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」テーマソング)

6.輝く世界の魔法 / アイドルマスターシンデレラガールズ(ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」テーマソング)

7.Recall / Ray(アニメ「AMNESIA」ED)

8.楽園PROJECT / Ray(アニメ「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」OP)

9.DreamRiser / ChouCho(アニメ「ガールズ&パンツァー」OP)

10.telepath〜光の塔〜 / 三澤紗千香(劇場版「とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-」挿入歌)

11.リンクス / 三澤紗千香(アニメ「とある科学の超電磁砲S」ED)

12.メドレー / ZAQ

激情論(アニメ「ハイスクールD×D NEW 停止教室のヴァンパイア編」OP)

MASANIANISAMA

13.Sparkling Daydream / ZAQ(アニメ「中二病でも恋がしたい!」OP)

14.ENERGY / earthmind(アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」OP)

15.空色デイズ / 中川翔子(アニメ「天元突破グレンラガン」OP)

16.ペガサス幻想 ver.Ω / 中川翔子 & NoB(アニメ「聖闘士星矢Ω」OP)

17.轟轟戦隊ボウケンジャー / NoB(特撮「轟轟戦隊ボウケンジャー」OP)

18.メドレー / 串田アキラ

豪食マイウェイ!!(アニメ「トリコ」OP)

ガツガツ!!(アニメ「トリコ」OP)

19.宇宙刑事ギャバン / 串田アキラ(特撮「宇宙刑事ギャバン」OP)

20.キン肉マンGo Fight! / 串田アキラ & ももいろクローバーZ(アニメ「キン肉マン」OP)

21.DAYS / FLOW(アニメ「交響詩篇エウレカセブン」OP)

22.CHA-LA HEAD-CHA-LA / FLOW(劇場版「ドラゴンボールZ 神と神」主題歌)

23.GO!!! / FLOW(アニメ「NARUTO -ナルト-」OP)

24.僕らは今のなかで / μ's(アニメ「ラブライブ!」OP)

25.START:DASH!! / μ's(アニメ「ラブライブ!」挿入歌)

26.影踏み / nano.RIPE(劇場版「花咲くいろは HOME SWEET HOME」主題歌)

27.リアルワールド / nano.RIPE(アニメ「人類は衰退しました」OP)

28.ねぇ / 藤田麻衣子(アニメ「緋色の欠片」OP)

29.DAYS of DASH / 鈴木このみ(アニメ「さくら荘のペットな彼女」ED)

30.私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い / 鈴木このみ n' キバオブアキバ feat. ZAQ(アニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」OP)

31.ぐろーりーぐろーいん☆DAYS / ミルキィホームズ(アニメ「ふたりはミルキィホームズ」OP)

32.正解はひとつ!じゃない!! / ミルキィホームズ(アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」OP)

33.禁じられた遊び / ALI PROJECT(アニメ「ローゼンメイデン」OP)

34.聖少女領域 / ALI PROJECT(アニメ「ローゼンメイデントロイメント」OP)

35.私の薔薇を喰みなさい / ALI PROJECT(アニメ「ローゼンメイデン(新シリーズ)」OP)

36.ViViD / May'n(アニメ「ブラッドラッド」OP)

37.アオゾラ / May'n(アニメ「BTOOOM!」ED)

38.射手座☆午後九時 Don't be late / May'n(アニメ「マクロスF」挿入歌)

39.この世界は僕らを待っていた / 茅原実里(アニメ「翠星のガルガンティア」OP)

40.CRADLE OVER / 茅原実里(ゲーム「ディスガイア D2」OP)

41.境界の彼方 / 茅原実里(アニメ「境界の彼方」OP)

42.TERMINATED / 茅原実里(アニメ「境界線上のホライゾン」OP)

-アンコール-

The Galaxy Express 999 / アニサマ2013出演アーティスト



■8月24日

1.バリバリ最強No.1 / angela & Zwei(アニメ「地獄先生ぬ~べ~」OP)

2.sister's noise / fripSide(アニメ「とある科学の超電磁砲S」OP)

3.メドレー / fripSide feat. motsu

LEVEL5-judgelight-(アニメ「とある科学の超電磁砲」OP)

only my railgun(アニメ「とある科学の超電磁砲」OP)

4.七つの海よりキミの海 / 上坂すみれ(アニメ「波打際のむろみさん」OP)

5.カニ☆Do-Luck! / あいう♥らぶ(アニメ「あいうら」OP)

6.ネプテューヌ☆サガして / アフィリア・サーガ(ゲーム「超次元ゲイム ネプテューヌ」ED)

7.BELOVED×SURVIVAL / Gero(アニメ「BROTHERS CONFLICT」OP)

8.純情スペクトラ / Zwei(アニメ「ROBOTICS;NOTES」OP)

9.そんなこと裏のまた裏話でしょ? / 中島愛(アニメ「琴浦さん」OP)

10.ありがとう / 中島愛(アニメ「たまゆら ~もあぐれっしぶ~」ED)

11.Overfly / 春奈るな(アニメ「ソードアート・オンライン」ED)

12.アイヲウタエ / 春奈るな(アニメ「〈物語〉シリーズ セカンドシーズン」ED)

13.逆転イッパツマン / 山本正之 & 七森中☆ごらく部(アニメ「逆転イッパツマン」OP)

14.ヤッターマンの歌 / 山本正之 & 七森中☆ごらく部 & アフィリア・サーガ(アニメ「ヤッターマン」OP)

15.メドレー / T-Pistonz+KMC

ガチで勝とうゼッ!(アニメ「イナズマイレブンGO ギャラクシー」OP)

マジで感謝!(アニメ「イナズマイレブン」OP)

16.カタルリズム / OLDCODEX(アニメ「黒子のバスケ」ED)

17.Rage on / OLDCODEX(アニメ「Free!」OP)

18.メドレー / アイドルマスターミリオンスターズ

THE IDOLM@STER(ゲーム「アイドルマスター」テーマソング)

READY!!(アニメ「アイドルマスター」OP)

19.Thank You! / アイドルマスターミリオンスターズ(ゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」テーマソング)

20.STRAIGHT JET / 栗林みな実(アニメ「インフィニット・ストラトス」OP)

21.Doubt the World / 栗林みな実(アニメ「トータル・イクリプス」OP)

22.ZERO!! / 栗林みな実(アニメ「はたらく魔王さま!」OP)

23.僕じゃない / angela(アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」ED)

24.メドレー / angela

明日へのbrilliant road(アニメ「宇宙のステルヴィア」OP)

Beautiful fighter(アニメ「屍姫 赫・屍姫 玄」OP)

gravitation(アニメ「ヒロイック・エイジ」OP)

蒼い春(アニメ「生徒会役員供」ED)

Shangri-La(アニメ「蒼穹のファフナー」OP)

25.KINGS / angela(アニメ「K」OP)

26.ゆりゆららららゆるゆり大事件 お祭りVer. / 七森中☆ごらく部

27.マジカル大☆大☆大冒険! / 七森中☆ごらく部(アニメ「マイリトルポニー~トモダチは魔法~」OP)

28.Vanguard Fight / サイキックラバー(アニメ「カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編」OP)

29.侍戦隊シンケンジャー / サイキックラバー(特撮「侍戦隊シンケンジャー」OP)

30.特捜戦隊デカレンジャー / サイキックラバー & T-Pistonz+KMC(特撮「特捜戦隊デカレンジャー」OP)

31.AURORA / 藍井エイル(アニメ「機動戦士ガンダムAGE」OP)

32.INNOCENCE / 藍井エイル(アニメ「ソードアート・オンライン」OP)

33.rose / 土屋アンナ(アニメ「NANA」OP)

34.Switch On! / 土屋アンナ(アニメ「仮面ライダーフォーゼ」OP)

35.crossing field / LiSA(アニメ「ソードアート・オンライン」OP)

36.träumerei / LiSA(アニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」OP)

37.Crow Song / LiSA(アニメ「Angel Beats!」挿入歌)

38.偏愛の輪舞曲 / GRANRODEO(アニメ「カーニヴァル」OP)

39.DARK SHAME / GRANRODEO(アニメ「CØDE:BREAKER」OP)

40.Can Do / GRANRODEO(アニメ「黒子のバスケ」OP)

41.Go For It! / GRANRODEO(アニメ「IGPX」OP)

-アンコール-

The Galaxy Express 999 / アニサマ2013出演アーティスト(山本正之を除く)



■8月25日

1.メドレー / 水樹奈々 & 宮野真守

オルフェ(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」OP)

SCARLET KNIGHT(アニメ「DOG DAYS」OP)

2.太陽曰く燃えよカオス(アニメ「這いよれ!ニャル子さん」OP) / 後ろから這いより隊G

3.恋は渾沌の隷也(アニメ「這いよれ!ニャル子さんW」OP) / 後ろから這いより隊G

4.ライスとぅミートゅー / 竹達彩奈

5.SAVE THE WORLD(アニメ「デート・ア・ライブ」ED) / 野水いおり

6.Black † White (アニメ「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」OP)/ 野水いおり

7.Get along (アニメ「スレイヤーズ」OP)/ 野水いおり & 黒崎真音

8.§Rainbow(アニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」ED) / i☆Ris

9.メドレー / 小倉唯

Baby Sweet Berry Love(アニメ「変態王子と笑わない猫。」ED)

Raise(アニメ「カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~」ED)

10.メドレー / ゆいかおり

ウェィカッ!!

Shiny Blue(アニメ「~聖魔導物語~」OP)

11.シロイカラス (アニメ「CØDE:BREAKER」ED)/ 鈴村健一

12.ポジティヴマンタロウ / 鈴村健一

13.終わらないメロディーを歌いだしました。(アニメ「神さまのいない日曜日」ED) / 小松未可子

14.夏至の果実(小説アプリ「レントヘッド」 ED) / 小松未可子

15.メドレー / petit milady

鏡のデュアル・イズム(アニメ「遊☆戯☆王ZEXAL II」OP)

100%サイダーガール

16.トポロジー (アニメ「ROBOTICS;NOTES」ED)/ いとうかなこ

17.あなたの選んだこの時を(「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」主題歌) / いとうかなこ

18.美しき残酷な世界(アニメ「進撃の巨人」ED) / 日笠陽子

19.ジョジョ ~その血の運命~ (アニメ「ジョジョの奇妙な冒険(Part1 ファントムブラッド)」OP)/ 富永TOMMY弘明

20.BLOODY STREAM(アニメ「ジョジョの奇妙な冒険(Part2 戦闘潮流)」OP) / Coda

21.マジLOVE2000% (アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」ED)/ ST☆RISH

22.マジLOVE1000% -RAINBOW STAR ver.- (アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」挿入歌)/ ST☆RISH

23.Birth(アニメ「神さまのいない日曜日」OP) / 喜多村英梨

24.Sha-le-la(映画「アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-」主題歌) / 喜多村英梨

25.メドレー / 小松未可子 & 喜多村英梨

Black Holy(アニメ「モーレツ宇宙海賊」イメージソング&ゲストED)

Happy Girl(アニメ「パパのいうことを聞きなさい!」OP)

26.UNDER/SHAFT (アニメ「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」OP)/ 黒崎真音

27.君と太陽が死んだ日 (アニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」ED)/ 黒崎真音

28.暁の車(アニメ「機動戦士ガンダムSEED」挿入歌) / 南里侑香 & いとうかなこ

29.Mother land (アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」挿入歌)/ 南里侑香

30.BLOODY HOLIC(アニメ「ブラッドラッド」ED) / 南里侑香

31.カノン(アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」OP) / 宮野真守

32.ULTRA FLY(特撮「ウルトラマン列伝」OP) / 宮野真守

33.GENESIS ARIA(アニメ「アラタカンガタリ~革神語~」OP) / スフィア

34.Pride on Everyday(アニメ「バクマン。3」ED) / スフィア

35.LET・ME・DO!! / スフィア

36.めてお☆いんぱくと(アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」挿入歌) / 田村ゆかり

37.W:Wonder tale(アニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」ED) / 田村ゆかり

38.Fantastic future(アニメ「変態王子と笑わない猫。」OP) / 田村ゆかり

39.愛の星(アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199第七章」ED) / 水樹奈々

40.BRAVE PHOENIX (アニメ「魔法少女リリカルなのはA's」挿入歌)/ 水樹奈々

41.Vitalization(アニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」OP) / 水樹奈々

42.Synchrogazer(アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」OP) / 水樹奈々

-アンコール-

The Galaxy Express 999 / アニサマ2013出演アーティスト(ST☆RISH〈寺島拓篤・谷山紀章・諏訪部順一・下野紘・鳥海浩輔〉、Codaを除く)
 
https://akiba-souken.com/article/40822/

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第10回 「Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-」記念すべき10年目の「アニサマ」は、アニソンの原点と新たな力の融合でみんなをひとつに!
2019年07月20日 14:04

【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第10回 「Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-」記念すべき10年目の「アニサマ」は、アニソンの原点と新たな力の融合でみんなをひとつに!


アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live」(以下、アニサマ)が、今夏開催の「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」(以下、アニサマ2019)で15回目を迎える。







そんなアニバーサリーイヤーの「アニサマ」を記念して、アキバ総研がこれまでのアニサマを1年ごとにプレイバック!



当時のアニサマにも参加したアニメ、アニメソング大好きライターに、思い出とともに語っていただき、2019年8月30日、31日、9月1日の3日間にわたり開催される「アニサマ2019」を盛り上げていこう!



というわけで、第10回はついに区切りの10周年を迎え、みんながひとつになった「Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-」だ!



今回は、この年も3日間すべて現場でライブを目撃した千葉研一が担当する。





Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-

・開催日:2014年8月29日、30日、31日

・会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)

・テーマソング:「ONENESS」作詞・作曲:奥井雅美/編曲:服部隆之





祝!アニサマ10周年!!

まずはひとりのアニソンファン、アニサマファンとしてこの言葉を贈りたい。



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JAM Project


記念すべき10年目の「アニサマ」、初日トップバッターとして登場したのは3年ぶりに帰ってきたJAM Project。しかも、1曲目は「SKILL」だ。大トリの最後の曲でもおかしくない選曲にどよめきつつも、会場は一気にヒートアップ。コンサートの初っぱなから「Motto! Motto!」のコールが響き渡った。

そして、全てのアーティストのバトンを受け継いで3日目の大トリを飾ったのは水樹奈々さんと奥井雅美さんのコラボによる「TRANSMIGRATION」。アニサマの原点を知ればこそ、この2人、この曲で涙を流した人もいるのではないだろうか。実は第1回の「アニサマ2005」は、水樹さんと奥井さんの「TRANSMIGRATION」で始まったのだ。矢吹俊郎さんもギターで参加したセッションは、歴史を感じるとともに原点に立ち返る意気込みを象徴していた。



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水樹奈々 & 奥井雅美


「音楽の力で一つになる」

これこそが、アニサマの究極のテーマであり、奥井雅美さんが想いを込めた第1回目のアニサマのテーマソングのタイトルだ。今回のテーマである「ONENESS」はシンプルにそれを前に打ち出したものだった。10曲目となるテーマソング「ONENESS」も、服部隆之さんによる壮大なシンフォニックアレンジで新たなる提示がなされた。これは原点回帰や懐古主義を意味しているわけではなく、そこからさらに新しい波を起こすための通過点であるという意志表示。原点を大切にしながら新たな力も挑戦的に取り入れていくことで、「アニメ・アニソンは皆をひとつにする」という「ONENESS」の心を体現していこうという強いメッセージだった。



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ZAQ


では、改めてライブを振り返っていこう。初日はJAM Project、茅原実里さんと冒頭から最高潮に盛り上げると、続くZAQさんは10周年を詰め込んだオリジナルラップ「ZAQNESS」も披露。歌唱だけでなく、楽曲提供でも稀代の才能をもつ彼女だからこそのステージだ。さらに、アイドルの祭典さながら、3組のユニットが華やかにステージを彩っていく。



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Wake Up, Girls!


初出場となるWake Up, Girls!は同名作品の楽曲を、軽快なダンスとともに披露。STAR☆ANISはメドレーを交えて「アイカツ!」の楽曲を歌い、会場からは「アイカツ!」の声が飛び交う。前半トリではALTIMA のMOTSUさんが「7!」、「8!」 と両ユニットに続き、9nineまで呼び込みコラボした「CYBER CYBER」はアニサマならではの楽しさで、観客も全力のコール&レスポンスで一体となっていた。



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ALTIMA


声優としてのスキルのすごさを見せつけたのは、「艦隊これくしょん -艦これ-」のステージに登場した東山奈央さんだろう。「提督(あなた)との絆」を歌唱するのは「金剛型高速戦艦 金剛・比叡・榛名・霧島」なのだが、実はこの4人(4艦)はすべて東山さんが演じている。彼女の演技力の高さは知っていたが、ステージ上で1人4役を歌い分けるパフォーマンスには驚嘆させられた。



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金剛型高速戦艦 金剛・比叡・榛名・霧島(東山奈央)


たくさんの熱いパフォーマンスと想いを受け継いだ、初日のトリはT.M.Revolutionが激アツなステージを披露。MCでは、かつてアニメやゲームの主題歌を歌うたびに「オタクカルチャーに媚びてる」と揶揄されたことも明かす。アニソンやJ-POPなどに関係なく「ひとつにならなくてどうするんだ」「こっちは好きでやってんだよ!」と叫んだ気持ち、アニソンへの愛はみんなの心をひとつにしたに違いない。



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T.M.Revolution


「みんなをひとつに」……それはもちろん、2日目、3日目でも感じるものだった。



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堀江美都子 & ももいろクローバーZ


最初に触れたように、「ONENESS」とは単に初期の「アニサマ」をなぞることだけではない。アニソンの原点という意味でいえば、2日目に堀江美都子さんが初出演したことも意義深い。アニソン専門歌手第1号である堀江美都子さんはこの年、デビュー45周年。「キャンディ キャンディ」などの代表曲をメドレーで披露したほか、「アクビ娘」ではハクション大魔王のキャラクターや壺にまで変身した、ももいろクローバーZとのコラボも楽しさを振りまいていた。


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fhána


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三森すずこ


そんな堀江さんの前には、堀江由衣さんとバーチャルな美少女キャラクターであるミス・モノクロームが出演していたのも、アニソンの多様性を感じられるものだった。ちなみに、堀江美都子さんと堀江由衣さんは、この日が初対面だったらしい。



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地獄の沙汰オールスターズ 阿仁尊地獄篇


また、アニソンの楽しさ全開だったのは、地獄の沙汰オールスターズ 阿仁尊(アニソン)地獄篇と劇中に登場するピーチ・マキのステージだ。ナレーションの稲川淳二さんや、レジェンドである山田栄子さん、島本須美さんもサプライズで加わり、キャスト陣がアニメの世界を完全再現。これぞアニサマだからこそ実現できた豪華なパフォーマンスだった。



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THE IDOLM@STER THREE STARS!!!


さらに、翌年(2015年)に10周年を迎えるアイドルマスターも大活躍。この年は3チーム(アイドルマスター、シンデレラガールズ、ミリオンスターズ)が同日参戦。3チームがひとつとなり「THE IDOLM@STER THREE STARS!!!」として「M@STERPIECE」を披露。しかも、そこからKalafinaへと続くわけだから本当にアニソンは懐が深く、バラエティに富んでいると実感する。



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GRANRODEO


そんな2日目のラストはangelaからGRANRODEOという、楽しさと熱さ全開のパフォーマンス。angelaのKATSUさんが最後の挨拶で、アニソンアーティストを目指す人に向けて「このステージは最高に気持いいぞ!」と語っていたのも印象的だった。回を重ね若い才能が台頭してくるにつれ、以前は観客として「アニサマ」に参加していた人がステージに立つことが実際に増えてきたからこそのエールだったに違いない。


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T.M.Revolution & 水樹奈々
 
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